ジョガーに既に搭載されているハイブリッドパワートレインがオプション設定されるかも!?

ダチア サンデロ 改良新型 プロトタイプ スパイショット

ルノー・グループの廉価ハッチバックは、2026年にデビューする予定で、ビグスターとダスターのデザイン要素を取り入れ、ヨーロッパの自動車販売チャートのトップを維持すると見られている。

ダチア サンデロ 改良新型 プロトタイプ スパイショット

ヨーロッパではダチア「サンデロ」が大人気だ。この廉価な小型ハッチバックは、2024年にヨーロッパ大陸で最も売れた車となり、ダチアの姉妹ブランドであるクリオをはるかに上回っている。サンデロは2020年にデビューし、2022年にはメーカーの新しいコーポレートアイデンティティに合わせて刷新されたが、今、ダチアのより大型で憧れのモデルに見られる、モダンで力強い魅力を継承すべく、さらなる刷新が迫っているようだ。

ダチアは成長を続けており、フェイスリフトされたダスターやその兄貴分であるビッグスターといった新型モデルは、価格以上の価値を持つダチアを検討する理由となるスタイルを確立している。

捉えられたプロトタイプも、その価値哲学から逸脱することはないが、2026年に登場する際には、SUV兄弟車の人気を支えてきたデザイン要素がいくつか取り入れられる予定となっている。新型ダスターは昨年、ヨーロッパで9番目に売れた車となり、フォルクスワーゲン・ティグアンやプジョー2008といったモデルを上回っている。

改良新型に予定されている変更点の中で最も重要なのは、従来型と形状は共通ながら、斬新なLEDデイタイムランニングライトのシグネチャーを備えた新しいヘッドライト、上下グリルに採用された新しい力強いメッシュパターン、そして改良されたサイドエアインテークを備えた新しいスタイルのバンパーだろう。リヤセクションも同様で、新しいライトとバンパーがアップデートされた車の特徴となる。

キャビン内にも手が加えられそうだ。スクープ班が、オフロードスタイルのサンデロ・ステップウェイのプロトタイプを発見した際、タッチスクリーンディスプレイが大きくなっていることを発見ている。しかし、新型サンデロのエントリーモデルには価格を抑えるため、スクリーンが全く搭載されない可能性がありそうだ。現行モデルの英国での価格はわずか14,715ポンド(約292万円)からとなっている。

一部情報筋によると、改良型サンデロにはジョガーに既に搭載されているハイブリッドパワートレインがオプション設定される可能性があるとのことだ。しかし、ダチアは今回の改良では温存するかもしれない。というのも、EVパワーも選択可能な新型サンデロは2027年に発売予定だからだ。もしEVパワーが導入されれば、あのテスラの「モデルY」の座を脅かすばかりか、日本市場導入さえ視野に入ってくる可能性もあるのだ。