41年を経て、同じ姿のまま中身をフルチェンジ? 新型ランクルFJ40!

レガシー・オーバーランドは、アメリカ北東部・コネチカット州を拠点とするブランドで、ランドクルーザーのレストモッドなどを手掛けている。

一方ランドクルーザー40系(FJ40)は、1960年から1984年まで製造され、日本では“ヨンマル”の愛称で親しまれてきた。
その四角く角張ったボディ、丸目のヘッドライトなど、レトロ感満載のエクステリアデザインは、現在でも人気を誇っている。
レガシー・オーバーランドは、このオフロード車を全面改良し、ソフトトップに生まれ変わらせた。
また、パワートレインをアップグレードしただけでなく、ドライブシャフトとブレーキも改良されている。
トヨタ・ランドクルーザーの中でも、FJ40は最も愛され、象徴的なモデルと言えるだろう。
1960年から1984年まで製造され(一部の市場では2001年)まで生産されたFJ40は、複雑なパワートレインやテクノロジーに左右されることなく、徹底的に磨き上げられた、まさに完璧なタフネス・オフロード車なのだ。
その伝説的な地位を考えると、数々のメーカーがアップグレードキットを販売し、その純粋さを損なうことなく、より現代的なスタイルへと進化させているのも当然と言える。
そのひとつがレガシーオーバーランドで、これは同社の最新モデルとなるFJ40だ。
オリジナルのフレームまで剥ぎ取られた後、GM製355立方インチV8スモールブロックエンジンが搭載されている。
エンジンはホリー・スナイパー電子燃料噴射装置、アルミ製ラジエーター、ステンレス製エキゾーストシステムを搭載してアップグレードされた。
FJ40のトランスミッションも、クラッチとトランスファーケースの再構築によってアップグレードされている。
その他、フロントとリアのドライブシャフトが交換され、ブレーキシステムも近代化、マスターシリンダーとブースターも新しくなっている。
トヨタの多くの機械部品をアップグレードした後、エクステリアとインテリアに着手している。
まず、オリジナルのハードトップは廃止され、ソフトトップに変更。
また、ドアやハンドル、シールも新しくなり、15インチの住友製ホイールがボルトオンで装着された。
インテリアは、新しいドアカードとシフトブーツのおかげで、新たな息吹が吹き込まれた。
現代的なインフォテインメントシステムや、迫力あるサウンドシステムを追加するのは簡単だっただろうが、レガシーは、あえてそれを実現していない。これは称賛に値する。
レガシー・オーバーランドは、「このFJは、パワーアップしたオリジナルモデルに、快適なドライブをサポートする便利なアメニティをプラスしたモデルだと考えてみてください。」と語っている。
レガシー・オーバーランドにより、41年ぶりに新たな情熱を手に入れたランクルFJ40を是非走らせてみたいものだ。

















