スバル アンチャーテッド ティザーイメージ

スバルの新たな電動SUV、アンチャーテッドのリヤビューは、まるでトヨタ C-HRのリバッジ版のように見える。もしそうなら、2つのバッテリー、3つのパワートレイン、そして338psの最大出力が期待できる。

トヨタ C-HR

スバルは電気自動車への参入が遅れ気味だったが、今年初めにフェイスリフトされたソルテラと新型トレイルシーカーを発表したことで、本格参入が始まったようだ。

その動きは、7月17日に発表される2026年型アンチャーテッドへと続く。スバルは現時点で詳細を明かしていないが、この新型EVは「次の冒険に備える」コンパクトクロスオーバーであるとのメッセージを発信している。

車名とともにリリースされたティザーイメージでは、スプリットアッパースポイラーと、ロワミッドマウントスポイラーを備えた、ソルテラ風のリヤエンドが映し出されている。また、スリムなテールライト、角張ったリヤウィンドウ、そしてリフトゲートにはぼんやりと“SUBARU”の文字も確認できる。

その他の詳細は判別しにくいものの、コントラストの効いた黒で塗装され、丸みを帯びたルーフが見てとれる。また、角張ったショルダーラインとフロントウィンドウ付近の膨らみも確認できる。

そのほかの情報はないが、以前の報道では、この新型クロスオーバーSUVがトヨタとの新たな提携モデルであることが示唆されている。ティザーでもトヨタ C-HRと多くの共通点を持つように見えるため、その可能性はあるかも知れない。

スバルの新型EVがC-HRのリバッジモデルであれば、その1つのグレードでは、77kWhのバッテリーパックと、最高出力343ps/252kWを発揮する標準のデュアルモーター式全輪駆動システムを搭載するものと予想される。これにより、0~60mph(0~96km/h)を約5秒で加速し、航続距離は約290マイル(467km)となる見込みだ。

サイズに関して言えば、アンチャーテッドの全長は約178インチ(4520mm)、ホイールベースは108.3インチ(2750mm)と予想されている。つまり、ソルテラよりも6.6インチ(168mm)短く、ホイール間の幅は3.9インチ(99mm)狭くなる。

この新型モデルの導入により、スバルのEV戦略が一気に加速しそうだ。