日常でも使える!ポータブル冷蔵庫活用術
本機の特徴はコンプレッサー式を採用する冷蔵能力。リーズナブルなポータブルモデルの多くはペルチェ素子を採用しているが、ペルチェ式は外気温を基準にマイナス何度と冷却能力に限界があり、本来必要とされる冷気を生み出すことができない。対してコンプレッサー式は冷媒を循環させることで、設定した温度まで冷却することができる。サーマルボックスシリーズは、冷蔵庫としてイメージする冷却性能を担保しているというわけなのだ。
そのためパワフルな冷却能力は、庫内を設定温度まで一気に冷却してくれる。例えば25度の外気温で使用した場合、設定温度0℃まで冷却する時間はわずか15分程度。もちろん庫内温度のため収納物自体を0℃近くまで下げるにはまだ時間がかかるのだが、保管する庫内の温度を低下させるため鮮度をキープする環境は整うのである。
また、冷却された庫内は電源をOFFしても保冷能力が保持されているため、短時間であれば温度上昇もわずか。買い物に行く時に庫内の冷却をはじめれば、買った食品を冷えた庫内に収納でき、鮮度を保ったまま自宅へと持ち帰ることができるというわけだ。
もちろん、レジャーシーンでもこの冷却性能は大活躍。ドリンクを冷やしておくのはもちろん、食材を保管しておけば次の日の朝も鮮度をキープしておける。また、100Vに対応する電源ケーブルの情報も開示されているため、適合するケーブルを入手すれば、電源が用意されているキャンプ場で引き続き冷蔵できるのだ。


車種や用途に合わせて選べるサイズ
ここで気になるのがそのサイズ。大容量のTB7000シリーズは縦670mm横× 405mmを基本に高さ445mmと 507mmという大型。対してコンパクトモデルのTB5000シリーズは、縦616mm横× 340mmを基準に高さ338mmと 397mmというプロポーションとなっている。
車載を考えた場合、ラージサイズミニバンのラゲッジならTB7000シリーズも収まるが、普通車ではTB5000シリーズが適しているだろう。

利用したい容量と車両サイズとのバランスで4つのモデルから選べるサーマルボックスは、日常からレジャーまで幅広く活用できるアイテムであることは間違いないのだ。