ドラレコの機能を極める映像機器メーカーの本気
交通トラブルを記録するドラレコは、もはや搭載していて当たり前といった風潮が見られる。そのため、さらに安心感を高めたい人になると、より高機能なモデルを求めるようになってきている。そこで注目したいのが、デジタルルームミラーと一体式となるケンウッド・DRV-EM4800だ。

その特徴は、前述の通り12V型の液晶を搭載したデジタルルームミラーを組み合わせること。このデジタルミラー機能を活かすためのカメラは、長年映像機器を取り扱ってきたJVCケンウッドの技術を惜しみなく投入。独自のハイクリアチューンを採用することで、クリアで鮮明な映像を実現しているのだ。また、従来モデルでは本体となるモニターにカメラを搭載していたが、本機ではカメラを別体にすることで取り付けの自由度も高めていることも注目したいポイントだ。
また、映像は6段階の拡大表示が選択できるほか、タッチパネルを操作することで上下の表示エリアを調整することも可能。ポジションに合わせて見やすいアングルに変更することができるというわけだ。
もちろんドラレコ本来の機能も充実。前後フルHD画質で記録するのはもちろん、電源ケーブルを利用することで駐車録画機能も活用可能。他にも、ステアリングから手を話さずに緊急録画ができる音声コマンド機能を採用することで、いざという時の記録も安全に行える。まさに欲しい機能を全て盛り込んだ究極の1台というわけだ。

自然で滑らかな映像が状況認識能力を高める
また、ドライブレコーダーの発展とともに、急速にシェアを拡大しているのがデジタルルームミラー。後部座席に荷物を満載していても、後方の視界が確保できるため、今では純正パーツとしても採用されることが増えている。そんなデジタルルームミラーを手軽に導入できるのがケンウッド・LZ-X20EMである。

その特徴は59fpsのハイフレームレートに対応するリアカメラの設定。滑らかで鮮明な映像をリアルタイムで映し出してくれるため、自然な映像で後方を認識できるというわけ。また、モニター部分は10V型を採用するため、一般的なルームミラーと同等サイズながら死角をカバーできるのも見どころ。もちろん、ドラレコ技術で培ったHDR補正機能を搭載するため、トンネル出入り口など明暗差が激しい状況でも明瞭な映像を表示。加えてハイクリアチューンと呼ばれる独自の映像チューニングを行うことで、夜間も明るく鮮明に表示してくれる。
さらに、本機はドライブレコーダー機能を搭載しないことで、シンプルに機能を追求しているのも特徴。すでにドラレコを使っている人も、気軽にデジタルルームミラーを導入できるのだ。

進化したデジタルルームミラーは、後方視界を広げてくれる安全の要。常にしっかりと視認するためには、明るく鮮明な映像を映し出す最新のカメラ&モニター技術が必須というわけだ。