
同社は昨年、ハードコアな「ディフェンダー OCTA」を発表したが、今回、新たにブラックアウトエディションを追加し、ラインアップを拡充することになった。OCTA Blackと呼ばれるこのモデルは、最大30カ所にサテンブラックまたはグロスブラックのエクステリアパーツを採用しているのが特徴だ。

まず、エクステリアカラーは「ディフェンダーのボディカラーパレットのなかで最も純粋な黒」とされるナルヴィックブラックを採用している。標準モデルはグロスブラック仕上げだが、オプションでマットブラックのプロテクションフィルムを装着することも可能のようだ。
しかし、これはディフェンダーのダークな装いのほんの一部に過ぎない。サテンブラックのパウダーコート仕上げのスキッドプレート、サテンブラックのリカバリーフック、そしてグロスブラックの4本出しテールパイプエキゾーストシステムを採用している。また、ブラックのグリルとダークシルバーの「ディフェンダー」バッジも施されている。
ホイールは、グロスブラック仕上げの20インチまたは22インチから選択可能だ。どちらもブラックのセンターキャップを備え、グロスブラックのキャリパーを備えたブレーキシステムが装備されている。

ダークなテーマは、もちろんインテリアにも引き継がれ、ほぼすべてが漆黒で統一、サテンブラックのパウダーコート仕上げのクロスバー、ブラックのスイッチ類、そしてブラックのステアリングホイールが装備されている。さらに、オプションで「チョップドカーボンファイバー」仕上げも選択可能となっている。
ブラックのエクステリアは、クヴァドラ社のアクセントが施されたエボニーセミアニリンレザーシートにも引き継がれている。クヴァドラ社によると、このアクセントは「パフォーマンスシートに柔らかさと触り心地を与える」とのことだ。ちなみに、シートの背もたれには独特のパーフォレーションとステッチのアクセントが施されている。
OCTA Blacのパワートレーンは、ベースモデルと同様に4.4L・V8ツインターボエンジンを搭載、最高出力635ps/最大トルク749Nmを発生する。この設定により、0-60mph(0-96km/h)加速は3.8秒、最高速度は155mph(250km/h)の動力パフォーマンスを発揮する。
OCTA Blackは、2026年型ディフェンダーに最近施された改良も受けており、インテリアには、最新の照明ユニット、大型化された13.1インチのインフォテインメントシステムなどが搭載される。
