車名は「GLC 400 4Matic」に決定、0-100km/h加速は4秒以下を示唆
メルセデス・ベンツのCEO、オラ・ケレニウス氏が、公式YouTubeティーザー動画で、EQテクノロジー搭載の「GLC 400 4Matic」プロトタイプを運転中に、ある秘密を明かした。

現在判明している情報のひとつは、最初に発売されるモデルがEQテクノロジーを搭載した「GLC 400 4Matic」という名称になることだ。また、320kWを超える充電能力により、わずか10分で約162マイル(260km)の電気走行距離を延長できることも明らかにしている。

さらに、コンバーターを使用することで、800V SUVを一般的な400V充電ステーションに接続できるなど、いくつかの情報を提供してくれた。驚くべきことに、新型CLAセダンの最初のモデルではこれが不可能だったが、現在修正が進められているようだ。
パワーやパフォーマンスの数値は明らかにしていないが、加速性能はメルセデスAMG GTに期待されるレベルだと示唆し、0-100km/h加速は4秒以下を示唆している。
今回のハイライトのひとつはそのデザインだろう。フロントエンドは、1960年代のクラシックなメルセデス・ベンツのモデルからヒントを得ていると言いう。彼は「300SEL 6.3」の巨大なグリルを熱く語り、9月にGLCが発表される際には、同じデザインの要素が見られるだろうと述べた。また、「これは、あの象徴的なメルセデス・スタイルを未来的なテクノロジーで解釈したものです」と、ケレニウス氏は新型車のグリルについて語っている。
SELはスタイリングのヒントを与えるだけでなく、GLCの牽引能力も実証している。メルセデスによると、このモデルは2400kgのブレーキ付きトレーラーを牽引可能で、これはポルシェ「マカン・エレクトリック」の牽引能力を400kg上回る数値だ。
インテリアパッケージにもいくつかの変更が加えられている。メルセデスによると、GLC EQのホイールベースは、現行の内燃機関搭載型GLCの2890mmよりも80mm長くなっており、これは後部座席の乗員にとって朗報となりそうだ。また、ラゲッジスペースも拡大されている。
トランク容量は570Lで、内燃機関搭載型SUVよりも20L大きいとのことだ。そして、シートを倒すと1740Lまで拡張可能。さらに、フロントトランクには128Lの容量が追加されるという。
新型GLCには、乗り心地を最大限に高めるエアスプリングが装備されるが、これはオプションのアジリティ&コンフォートパッケージに含まれるもので、リヤアクスルステアリングは4.5度となっている。これらの技術はポルシェ「マカン・エレクトリック」にも搭載されており、来年の(避けられない)対決でこのふたつのモデルがどのような結果を出すのか、楽しみだ。















