カーボンヘルメットに便利なシステムヘルメットが登場！ 軽量＆断熱性良し。「GIVI（ジビ）」｜EICMA2024
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REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
GIVI（ジビ） https://givi-jp.com/
「GIVI（ジビ）」は1978年、Giuseppe Visenzi氏によって設立されたイタリアのブランド。Giviの社名は創業者名の頭文字から。Giuseppe Visenzi氏は元世界GP（現在のMotoGP）ライダーで、350ccクラスにて3位入賞後、起業家として活動を開始。
氏はレースへの情念・経験を、バイク用品の企画・開発・生産にフル投入。現在ではヨーロッパや日本はもちろん、北米、南米、アジア各国など、世界70ヶ国以上で支持を受け、名実ともに世界的な地位を確立した。
そんなGIVI（ジビ）が開発したのは、システム式のカーボンヘルメット。実用性はもちろん、空力特性も吟味したスポーティーなデザインと機能性が特徴だ。
GIVI（ジビ）・X5……カーボン：429.00ユーロ（7万463円）／カーボングラフィック：439.00ユーロ（7万2105円） ※1ユーロ=164.25円で算出
イタリアの名門ブランド「GIVI（ジビ）」がEICMA2024で発表したのは、帽体部をカーボンファイバーで製作したフリップアップ型（顎部を上げればジェット型になる画期的なタイプ）のシステムヘルメット「X5」。
カーボンファイバーを素材に用いることで、軽さ（軽量なので運転中の疲労が少ない）、断熱性（蒸れにくい）、耐久性（衝突時等の衝撃に強い）において、様々なメリットを生み出すのがポイント。顎部のチンガードにもカーボンファイバーが用いられている。
X5は実用性に優れたシステム式ながら、顎部を下げたフルフェイス時は空力特性に優れた、スポーティーなデザインを採用。高速域でのライディング時も、前方からの走行風をスムーズに流し、快適さをキープ。大排気量のスポーツバイクにも適合するのが特徴だ。
ヘルメット内部の眼前には、強い日差しから目を守るスモークサンバイザー（上げ下げ可能）に加え、Pinlock® Max Vision レンズ（付属）用にセットアップされた傷に強いメインバイザーも装備。ヘルメットの内装には、メガネのテンプル（両方のフレーム）をかわすスペースも設置されており、適切な視界と快適なメガネの装着感を確保。
顎紐のストラップにはマイクロメーターで調整可能な、ステンレススチール製の留め金を導入。スムーズな吸排気を実現する換気システムは、前面、上部、チンガードに大型の吸入孔＆スポイラーシステム。ヘルメット後部には、各吸入孔に直接統合された排気孔を導入。
カラーデザインはカーボンファイバーの質感を強調する2色を展開。ゴールド色の縞模様が入ったカラーは、非常にエレガンな仕上がり。X5にはカーボンのほか、幅広いカラーバリエーションの贅沢なカーボングラフィック（複合繊維バージョン）もスタンバイ。
ヘルメットの仕様・詳細
名称：X5
重量：1,420g
タイプ：システム式（フリップアップ式）
シェル：ダブル
素材：カーボンファイバー
内装：頬パッドを含めて取り外し可能。低刺激性生地
バックル：マイクロメトリックシステム
承認：P/J ECE 22R06
追加機能：ノーズガード、ウィンドディフレクター
サイズ：XS～XXL
カラー：カーボン（ソリッドグロス）／グラフィック（ブラック/ゴールドグロス）
価格：カーボン：429.00ユーロ（7万463円）／カーボングラフィック：439.00ユーロ（7万2105円）
※1ユーロ=164.25円で算出
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