圧倒的な広さを誇る室内空間 4WD機能や充実装備も魅力

2列シートながらワンボックススタイル軽自動車のミニバン的存在、商用車ベースのワゴン車となるエブリイワゴン。この手のタイプはモデルライフが長く、現行は2015年に登場したものだ。

エクステリア

14インチアルミホイールやルーフエンドスポイラーといった装備は全グレードに共通。撮影車両はハイルーフだが、全高1815㎜の標準ルーフも用意される。最小回転半径は4.5m。

特徴はクラストップレベルのキャビンスペース。乗用ワゴンとして考えるならば広々室内空間、商用車として考えるなら、それだけ荷物が積めるということになる。マイナーチェンジが幾度も重ねられたが、最新の24年2月の一部仕様変更では、4速ATのトランスミッションがすべてCVTに置き換えられるという、大きな変革が行なわれた。

インストルメントパネル

インパネの基本的な造形は商用車のエブリイと共通のため収納スペースは充実。ブルーのアクセントが印象的なメーターはワゴン専用品で、オートエアコンも全車に標準装備。

4速ATはそれなりに扱いやすかったのだが、CVTとなるとより燃費が良くなるのは言うまでもなく、今回はCVTのうなり音も抑えられ、静粛性も高められたというのもポイントだ。

居住性

さらに4WDモデルは、状況に応じて「2WD」「4WD AUTO」「4WD LOCK」の3つのモードから選択できる電子制御式4WDモデル+ぬかるみ脱出アシストも採用され、利便性が高まっている。昨今のアウトドア需要で、エブリイワゴンのコンパクトな車体を活かし、釣り場などの泥濘地へ入っていく方も多いことから、この機能はうれしいものとなるハズだ。

うれしい装備

月間販売台数        1669台(24年7月~12月平均値)
現行型発表    15年2月(一部仕様変更 24年2月)
WLTCモード燃費  15.1㎞/ℓ

ラゲッジルーム

また、ランプ類がLED化され、リモート格納機能付きサイドターンランプ付きドアミラーや、助手席シートバックテーブル、本革巻きステアリングなどが全車標準装備となり、質感や利便性もさらに向上している。

※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.166「2025年 最新軽自動車のすべて」の再構成です。

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