ACシュニッツァーは、BMWのベイビーSUV「X2」のカスタムボディキットを発表した。

ACシュニッツァー BMW X2 最新ボディキット

ドイツ・アーヘンを拠点とするACシュニッツァーは、1987年からBMWを中心にチューニングを手掛けるブランドだ。

ACシュニッツァー BMW X2 最新ボディキット

初代X2は、2018年に登場。第2世代となる現行型は2023年にデビューを果たした。特にホットなM35iにおいて、先代モデルよりもシャープでスタイリッシュな外観を実現している。Mバッジを冠したこのスポーツ・アクティビティ・ビークルは、最高出力312psの直列4気筒ターボエンジンを搭載し、躍動感を醸し出している。十分なパフォーマンスだが、それだけでは満足できず、外観のアップグレードを希望する顧客のために、ACシュニッツァーは、「X2 xDrive28i」をグレードアップさせるカスタマイズキットを発表した。

Mスポーツパッケージ搭載のX2をベースにしたアップグレードは、フロントスプリッターから始まる。これは、フロントから見たX2のアグレッシブな印象を際立たせる、さりげなくも効果的なアクセントだ。一方、リアエンドは、ブラックアウトしたAC Schnitzerエンブレムが目立っている。

ハイライトは、ホイールだろう。このACシュニッツァーのホイールは、ブラックの20インチAC4セットで、ダブルスポークデザインはクーペクロスオーバーのスポーティなキャラクターによく調和していると言っていい。このアップグレードには、BMW M2パトカーに装着されているゴールドのホイールなど、他のカラーとオフセットも用意されているほか、カスタムホイールロックセット、ボルトカバー、タイヤ空気圧コントロールセンサーも付属している。

ホイールセットに加え、同ブランドはスペーサーも提供しており、この流線型のクーペSUVのトレッド幅を20mm(0.79インチ)拡大。このシンプルなアップグレードによって、スタンスの向上だけでなく、コーナリング時のハンドリングとドライビングダイナミクス全体が向上すると謳っている。その他のアップグレードには、ミシュラン、コンチネンタル、ハンコックなど、様々なブランドのスポーティなタイヤセットが含まれている。

今回はエンジンに一切手を加えていないため、このエントリーレベルのX2は、最高出力241ps、最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ツインターボエンジンを継承している。

同社は柔軟性を提供しており、これらの強化機能はパッケージとして購入することも、X2にどの機能を追加するかアラカルトで選択することもできるようだ。また、今後、より大規模なアップグレードが提供される予定だが、外観をさり気なく変えたい人にとっては、これらのアップグレードは機械部分に負担をかけることなく、X2の個性をさらに引き立ててくれるすぐれものと言えそうだ。