折りたたみ式ソフトトップや新しいベンチレーション付きボンネット装備

アグレッシブなボディキットを装着した、ルーフレスのディフェンダー90をアーバンオートモーティブがグッドウッド・モーターショーで発表した。

ディフェンダー90 オープンカスタムカー

アーバンは、イギリスを拠点とする高級車向けのカスタム・チューニングブランドで、主にランドローバーやメルセデスベンツといった高級SUVを対象にエクステリアやインテリアのスタイリッシュなカスタムを手がけている。

ディフェンダー90 オープンカスタムカー

ランドローバーのディフェンダーラインナップは幅広く、さまざまなドライバーのニーズに応えるモデルを提供している。しかし、コンバーチブルは設定されていない。風を感じ、太陽の光を浴びたいディフェンダーオーナーのために、このニーズを満たすのがアーバンだ。アーバンは、この象徴的なオフロードカーにスタイリッシュなドロップトップ・コンバージョンを提供してくれる。

ただし、このディフェンダー90のルーフを切り落としたのはアーバンではなく、数年前にコンバーチブル・ランドローバーを発売したオランダの企業、ヘリテージ・カスタムズだ。

アーバンはSUVの残りの部分を全面的に改良し、通常のディフェンダーよりもはるかにアグレッシブな外観に仕上げており、ドバイの砂丘でも、マルベーリャの海岸沿いの道路でも、このクルマは同じように映えるはずだ。

ワイドボディキットには、張り出したフェンダー、新しいベンチレーション付きボンネット、新しいLEDデイタイムランニングライトが含まれており、ランドローバーはただならぬ存在感を放つ。さらに、カーボンファイバー製のウィングミラーキャップ、フロントのエアロフリック、カスタムバッジ、そしてヨコハマ・アドバン・スポーツタイヤを履いた23インチのアーバンWX-2 Rブラックホイールが装備されている。

もちろん、このビルドのハイライトは、折りたたみ式ソフトトップと後部座席上部に配置された2本のロールバーを備えたコンバーチブルルーフだ。インテリアでは、後部座席が鮮やかなエルメス・オレンジのレザーで張り替えられている。フロントには、同じくエルメス・オレンジ仕上げのカーボンファイバー製バックのレカロシートが備わり、高級感を際立たせている。

カスタムレザーの加工はダッシュボードとステアリングホイールにも施され、統一感や、高級感のある仕上がりでインテリアを統一しているのも特徴だ。

アーバンはグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに展示された車両の総額を明らかにしていないが、ヘリテージ・カスタムズによるソフトトップへのコンバージョンだけで約9万9000ドル(約1500万円)となり、このオープンエアのディフェンダーにどれほどの投資が必要だったかがわかる。