業界人コラム 新型対艦ミサイル「12式地対艦誘導弾能力向上型」は熊本配備か? これまでの5倍以上の長射程で南西諸島も防衛可能に【写真・1枚目】 2024年12月、防衛装備庁航空装備研究所新島支所で12式地対艦誘導弾能力向上型の発射試験が行なわれた(写真/防衛装備庁) 今年6月の富士総合火力演習で初公開された12式地対艦誘導弾能力向上型の発射車両。4本のキャニスターを搭載している(写真/筆者) ランチャーを起立させ、発射姿勢のデモンストレーションを行なう12式地対艦誘導弾能力向上型。報道席からは車体の後部しか撮影できなかった…(写真/筆者) 熊本を中心とした1500kmの円と、沖縄本島を中心とした200kmの円。12式地対艦誘導弾能力向上型の射程は、当初900km程度で、最終的に1500kmまで延伸される見込み。900kmでも宮古海峡なかほどまで届く計算になる 上は既存の12式地対艦誘導弾、下が同 能力向上型。車両はどちらも重装輪回収車だが、キャニスターは能力向上型のほうが長さも太さも一回り大きくなっている(上写真/U.S. Army、下写真/筆者) 上は既存の12式地対艦誘導弾、下が同 能力向上型(模型)。従来の円筒形ミサイルに対して、能力向上型の形状がまったく異なることがわかる(上写真/U.S. Army、下写真/筆者) この画像の記事を読む