全国からトータル800台オーバーのスバルファンが大集結!
スバルの聖地群馬県でD’z garageがスバル車専門イベントを初開催!
アニメ&コミックス「頭文字D」の舞台として知られる、榛名山の麓にある“レーシングコンセプトカフェD’z garage”主催の「HARUNA SUBARU FES 2025」が、7月27日に伊香保スケートリンク特設会場で開催された。
「毎年ロータリーミーティングを開催してきましたが、スバル車ワンメイクのイベントは今回が初開催。群馬県はスバルの地元ということもあり、ぜひやりたいと考えていました」というのはD’z garageの岡田代表。当日は絶好の天気にも恵まれ、全国から800台オーバーのファンが会場に詰めかける大盛況となった。


スケートリンクならではの特性を生かした会場は、オーバル形状の外周をユーザーカーの展示エリア、インフィールドを出展ブースやケータリングカーを配置というレイアウト。イベントスペースではスバルのレジェンドドライバー”世界のアライ”こと新井敏弘選手によるドリフトデモランも実施された。


出展ブースには、スバルのモータースポーツ史を飾った歴代の名車たちも展示。KITサービスのヴィヴィオRX-Rは1993年サファリラリーでクラス優勝を果たしたマシンで、約1年がかりでフルレストアされたもの。初代BF5レガシィRSは、1989年にFIA10万km世界速度記録を樹立したマシンだ。


おなじみクスコからは、2台のGT300マシンが展示された。GC8は2000年と2001年シーズンを戦った2号車(1号車はGC4ベース)で、昨年のMHヒルクライムに合わせて復活したもの。GDBベースのマシンは2007年参戦車で、イベントでの展示は久しぶりとなる。


イエローのBC5レガシィはプロドライブが製作し、1993年にニュージーランド人ドライバーのポッサム・ボーンがWRC Gr.Aクラスに参戦したマシン。世界的なスバルコレクターの@BOXER_GrA_GC8が所有するものが、特別展示され注目を集めていた。


ユーザーカーの展示エリアにも注目のマシンを多数キャッチ。こちらはスバル車の原点となるスバル360。“きょ~と360DX”さんが30年以上前に手に入れた1968年式で、63年の第1回日本グランプリT-1クラス優勝車のレプリカ仕様としていた。「テスト走行を榛名山で行っていたので、今回は里帰りですね」とのこと。


3000台限定のヴィヴィオT-TOPはノーマルでもレアな存在だが、なんと木製ウイングなどでGTマシン風にメイク。サンバートラックも他車種用のエアロパーツを加工して、走りのスタイルを演出していた。




2代目BG系レガシィツーリングワゴンは、エアサス装着による超ローダウンスタンス系メイクで存在感抜群。このほかアルシオーネSVXやレオーネベースのピックアップトラックBRATもほかではあまり見られないレアな存在だ。



ウェブオプションの注目マシンとしてピックアップするのが、マサヒロさんGDA系インプレッサWRXリフトアップ仕様。「趣味のアウトドアを楽しむために海外のインスタをみて5年前にチャレンジ。当時は情報もないので試行錯誤でフォレスター用のバネを流用で約5cmのリフトアップとしています。ライトバーなどはアメリカから個人輸入しました」とのこと。


そして、マサヒロさんのマシンに刺激を受け、WRX S4(VAG)をリフトアップしたのがHOSHIさん。こちらはスプリングスペーサーの追加で3.5cm車高アップとしているが、ゆくゆくは海外製のキットでさらにリフトアップを検討中。スバル車カスタムの新たな潮流としてリフトアップ仕様に注目したい。

こうして大盛況となったHARUNA SUBARU FES。D’z garageではもちろん来年度も開催を予定しているというから楽しみだ。
⚫︎取材イベント:HARUNA SUBARU FES 2025

