Gクラスのボディ側面をモノポリーのボードゲームのシンボルで覆い尽くす

大幅に改造されたGクラスには、外装全体に鍛造パーツをはじめ、カーボンファイバーがふんだんに使用しているほか、外装をペイントし、ワイルドなインテリアをカスタマイズしている。
マンソリーは、長年にわたりメルセデス「Gクラス」を愛し、これまで目にしたことのないほどワイルドなGクラスを次々と生み出してきた。そして今、彼らは新たな傑作を世に送り出した。この最新モデルは、名高いチューナーであるマンソリーが、世界的に有名なストリートアーティスト、アレック・モノポリー氏とタッグをコラボし、エクステリアを凌駕する逸品を完成させているのだ。
マンソリーGクラスの4ドアコンバーチブルバージョンである、既存のスペランツァをベースにしており、わずか10台限定で生産される。正直なところ、このモデルはメルセデス史上最も大胆なエクステリア仕上げと言えそうだ。マンソリーのスタイルに忠実に、ボディは鍛造カーボンファイバーでコーティングされ、ボンネット、フロントバンパー、グリル、フェンダーに至るまで、その素材を余すところなく見せている。

アートワークに関しては、アレック・モノポリーが渾身の力を発揮し、Gクラスのボディ側面をモノポリーのボードゲームのシンボルで覆い尽くしている。ドアやクォーターパネルにはネオンカラーの鮮やかな彩りが散りばめられ、ボードゲームが現実離れしたシュールな熱狂の夢を彷彿とさせる。エクステリアのハイライトは、リアのスペアホイールカバーだろう。
そしてキャビン。鮮やかなターコイズブルーのレザーに、ホワイトのパイピングとアクセントがあしらわれている。さらに、緑、水色、黄色、紫の不揃いなシートベルト、カスタムペイントされたエアベント、そしてモノポリーのアート作品の数々が散りばめられているのも特徴だ。
Art Piece AL3C MONO907Yと名付けられたこのモデルは、「P`820」アップグレードパッケージが装備されている。これは、スポーツエキゾースト、新しいダウンパイプ、アップグレードされたエアインテーク、そしてソフトウェアチューンに加えて、新しいターボチャージャーが追加され、V8エンジンは最高出力820ps、最大トルク1,000Nmを発揮する。マンソリーによると、このスペシャルGはわずか3.9秒で時速62マイル(100km/h)に到達。スポーツカーらしいパフォーマンスと、マンソリー流の最高級イタ車がお好みなら、きっと満足するはずだ。
このアートGクラスでは、マンソリーが、派手で、騒々しく、そしてとんでもない車を作ることにかけては、他に並ぶ者のない存在であることを、改めて証明したと言えそうだ。




















