イタリア「ベネリ」から300ccクラスの新型アドベンチャー！｜EICMA2024

歴史ある「べネリ」のNEWモデル、BKX300シリーズ

イタリア生まれの名門バイクブランド「Benelli（べネリ）」から、遊び心と冒険心を煽る2台のミドルスポーツモデルが新登場。アドベンチャースタイルの「BKX300」と、ターミネータースタイルの「BKX300S」は、フレーム・エンジン・サスペンション・ディスクブレーキの基本構造は共通としつつ、外装類や前後ホイール等を変更し、異なるスタイリングや走行フィールを与えている。

両車ともトラス形状のチューブラーフレームをベースに、強靭なダブルアンダー構造を導入。エンジンは欧州の新しい排ガス規制「ユーロ5＋（プラス）」に適合した、水冷4ストローク単気筒DOHC 4バルブの292.4ccを搭載。ミッションはスポーティな6速リターン式を採用。

ボア径×ストローク長は、Φ78.0mmx61.2mmのショートストローク型（ショートストローク型は一般的に高回転域でパワーを稼ぐ、スポーティなエンジン特性が特徴）。最高出力は21.5kW（29.2ps）/ 9,000rpm、最大トルクは24.5N・m /7,000rpmを発揮する。

フロントサスペンションはプリロードと減衰の調整が可能な、倒立型のΦ41mmフロントフォークを採用。オンロード走行及びオフロード走行を想定したBKX300は180mm、オンロード走行のみを想定したBKX125Sは150mmのストローク量にセットアップ。

リアサスペンションはプリロードとリバウンドの調整が可能な、モノショック型を導入。オンロード走行及びオフロード走行を想定したBKX300は180mm、オンロード走行のみを想定したBKX125Sは150mmのストローク量が与えられている。

前後のディスクブレーキはフロントにΦ300mmペータル型ディスクローター＋4POTラジアルキャリパー、リアにΦ240mmペータル型ディスクローター＋2POTキャリパーを組み合わせ（2チャンネルABS採用）。

両車とも大型サイレンサーを導入した右出しアップ型マフラー、スマホの充電に便利なUSBポート、視認性に優れたLCDメーター、容量12Lのガソリンタンクが盛り込まれている。

前19インチ・後17インチのスポークホイールを採用したミドルアドベンチャー｜べネリ・BKX300

BKX300はタンクカバー一体型の大型フロントフェアリング、フロントウインカー一体型のブッシュガードなど、アドベンチャーモデルに相応しい外装類をコーディネイト。

前後ホイールは舗装されたオンロード走行はもちろん、凹凸路や砂地などのオフロード走行も想定し、柔軟性に優れたスポーク型を装着。ホイール径はフロント19インチ・リア17インチの異径サイズを組み合わせ、アドベンチャーモデルならではのスタイルと走りを獲得。前後タイヤはブロックパターン型とし、サイズはフロントに100mm幅の100/90-19、リアに130mm幅の130/80-17を装着。

プリロード・圧縮・リバウンドの調整が可能な倒立型Φ41mmフロントフォークのストローク量は、オンロード走行を想定したBKX300S（150mm）よりも30ｍｍ長い、ロング仕様の180mmに設定。

前後17インチのアルミキャストホイールを採用したターミネーター仕様｜べネリ・BKX300

「ターミネーター」とはオフロード車をベースに、足周りをオンロード仕様にカスタムしたマシンのこと。ターミネータースタイルに仕上げたBKX300Sは、シャープなイメージに仕上げたフロントマスク、タンクカバー一体型のシュラウド、フロントウインカー一体型のレバーガード。また剛性に優れ、オンロード走行に適した前後17インチのアルミキャストホイールを採用。

前後タイヤは舗装路に適したロードタイプとし、サイズはフロントに110mm幅の110/70-17、リアに150mm幅の150/60-17のワイドタイプをコーディネイト。

プリロード・減衰の調整が可能な倒立型Φ41mmフロントフォークのストローク量は、オンロード走行及びオフロード走行の両方を想定したBKX300（180mm）よりも30ｍｍ短い、レスポンスに優れたショート仕様の150mmに設定。

べネリ・BKX300

べネリ・BKX300S

べネリ　BKX300　主要諸元

べネリ　BKX300S　主要諸元

スクランブラーに分類されるベネリ・レオンチーノ125はストリート性能も高かった

イタリアンメーカーとして長い歴史を持つベネリは現在、中国のQJモーターが生産を受け持ち、世界各国でニューモデルを発売しています。日本国内では株式会社プロトが輸入元となって販売しています。現在8モデルがラインナップされていますが、そうした中でスクランブラーに分類されているのがレオンチーノです。現在は250と125の2機種が用意されているのですが、今回は125で市街地から郊外を走ってみました。 写真：徳永　茂 協力：株式会社プロト https://www.plotonline.com/benellimotorcycle/ 　　　ベネリ東京練馬 https://www.benelli-tokyo.jp/

https://motor-fan.jp/bikes/article/108608

ベネリの原付二種、125Sを一言で言い表すなら「小粋なイタリアン」。車格が絶妙！　エンジンも伸びやか！

ベネリがリリースする125Sは前後17インチホイールを装着したフルサイズ・ネイキッドモデルだ。海外で需要が多く、近年では国内でも人気が高まってきた原付二種クラスだが、その激戦区に投入されたストファイ・イメージのマシンに試乗した！ REPORT●横田和彦（YOKOTA Kazuhiko） PHOTO●佐藤モルツ（SATO Malt’s）

https://motor-fan.jp/bikes/article/93629

ベネリから400ccバイクが新登場！　乾燥重量165kgのミドルクルーザー、レオンチーノ・ボバー400｜EICMA2024

2024年11月5日～11月10日にイタリア・ミラノで開催された世界最大のモーターサイクルショー「EICMA（エイクマ）」。このショーでイタリア生まれの名門バイクブランド「Benelli（べネリ）」はミドルクルーザーのNEWモデル「Leoncino Bobber（レオンチーノ・ボバー）400」を公開。欧州の新しい排ガス規制「ユーロ5＋（プラス）」に適合したツイン型エンジンは、水冷4ストローク60°V型2気筒SOHC 4バルブで排気量は384.5cc。最高出力は26.0kW（35.3ps）/ 8,000rpmを発生。国内での発売は未定。 REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

https://motor-fan.jp/bikes/article/125507