旧車 S13シルビアだけ! の、優しさ溢れるラウンディッシュインテリア再検証 【時代の名車探訪 No.3-9】 日産シルビアS13・1988(昭和63)年 デザイン編(インテリア)【写真・14枚目】 S13シルビアの、「シンプル」な内装。 Q'sがいいか・・・ K'sがいいか? いっぽう、シルビア人気の陰で、こういうクルマを好むヤツもいた。日産プレーリー初代(1982年。写真は後期1985年モデル。)。 モデルチェンジで一挙スタイリッシュになった2代目プレーリー。横顔なんてノーズが下がってサメの横顔みたいになった(1988年9月)。 「モダンでヒューマンタッチのインテリア」。写真はQ's。 ドアを開けたところから見たS13室内。乗り込むときだってインパネに目が行く。 当時もいまも、筆者が絶賛した、インパネからドアトリムへの流れ。 A案。インパネ、ドアトリム、それぞれの上部をぐるりとした造形で囲む。ハンドル脇サテライトスイッチがちょっとメカメカしい。 B案。センターコンソールの傾斜度合いは低い。実はこれが採用案と最後まで競った案で、これはモーターショーに展示されたMID4に採用された。 C案。インパネ上部は、ガラスのラウンドに沿ってカーブを描いている。 D案。A案、B案、C案にはない、フル一体成型の思想がこの案で描かれている。結果、このD案が採用された。 最終的な姿を描いたファイナルレンダリング。 助手席前、ほとんど黄土色であるせいで、サハラ砂漠に見えてならない。 ゆったり傾斜のスロープドセンターコンソール。 布貼グローブボックス。 ハザードスイッチ。 リヤ熱線スイッチ。 ワイパースイッチレバー。 ライト&ターンシグナルスイッチレバー。 ドアインナーハンドルとロックノブ。 ATのシフトレバー。 モダンフォルムシート。 S12が「世界初」と誇ったマルチアジャスタブルシート。8つの部位が好みで調整できた。 S13登場翌月、1988年6月発売のモーターファン1988年8月号にさっそく掲載された、新型シルビア広告。 しばらく同じ表現で掲載を続け・・・(写真は同年10月発売のモーターファン同年12月号) 10月にグッドデザイン大賞を受賞するや、翌11月発売の1989年1月号広告で、これまたさっそくその旨世の中に大アピール! この画像の記事を読む