フロントランダーは、トヨタの人気SUV「カローラクロス」の中国市場向けモデルであり、姉妹車だ。
カローラクロスは、カローラブランド初のSUVとして2021年に日本市場に導入された。2024年には、85万9000台を販売し、2023年比18%増で世界第3位の販売台数を記録するなど、トヨタの最も成功したモデルの一つに成長している。一方中国市場には、フロントランダーが2022年から導入されており、これが初の大幅改良となる。

トヨタ フロントランダー 現行型

欧州と米国向けのSUVは今年5月初旬に改良され、その数週間後には日本向けも改良された。そして今回、中国版フロントランダーが登場し、独自のエクステリアデザインが採用される。

スクープ班が提携するデザイナー、Nikita Chuicko氏が製作したCGは、先日リークされた特許画像と、最新情報をベースに製作されており、ほぼこのデザインで発売が濃厚と言える。

トヨタ フロントランダー 改良新型 予想CG

改良新型では、フロントデザインが最も大きく異なる。オリジナルのバンパーは、細い水平エアインテークと、黒い曲線状の装飾ストリップを備え、フォグランプは廃止される。メインライトユニットの形状は維持されるが、内部LEDデイタイムランニングライトのグラフィックは完全に新しくなり、改良型カローラ クロスと同様のデザインとなっている。基本バージョンでは、リスタイリング前のバージョンのライトが維持されるが、より上位モデルでは、水平方向のLEDストリップを備えた新しい光学系が導入される。

トヨタ フロントランダー 改良新型 予想CG

フロントランダーはカローラクロスと同様にカローラのセダン、ハッチバック、ステーションワゴンのボディにも使用されている「GA-C」プラットフォームをベースにしている。リスタイリング前の全長は4490mm、全幅は1825mm、全高は1625mm、ホイールベースは2640mmとなっている。

トヨタ フロントランダー 現行型

パワートレインは、ガソリンエンジンとセルフチャージングハイブリッドエンジンのパワートレインのオプションが用意されている。非電動モデルの2.0L直列4気筒エンジンは最高出力171ps/126kWを発揮し、CVTを介して前輪を駆動する。ハイブリッドは、2.0Lガソリンエンジン(156ps)に111psのモーターと三元系リチウムイオンバッテリーを組み合わせ、E-CVTを介して前輪を駆動する。