自動車の製造工程においてファクトリーオートメーション※3を実現する産業用ロボットは、メモリを保護するためのバックアップ用電源の多くに一次電池※4が搭載されている。通常、一次電池を使用する産業機器においては、1年~2年程度の期間で定期的な電池交換が必要となり、使用済み電池が産業廃棄物として排出される。今回、スバル工場において使用されている産業用ロボットに全固体電池を搭載することにより、10年以上、交換不要な長い電池寿命を生かして、産業廃棄物ならびに産業用ロボットのメンテナンス工数などの削減が推進される。このような取り組みを通じて、スバルが目標とするCircular Economy(循環経済)の実現が目指される。
【注釈】
- プログラムで定められた順序などに従って設備や機械の動きを制御する装置
- リリース掲載用に電池部のカバーを外して撮影(稼働時は安全のためにカバーを装着)
- 生産工場における製造工程を自動化するためにロボットやシステムを導入すること
- 充電して繰り返し使用することが出来ない使い切りタイプの電池のこと

