国内最上級ミニバンからコンパクトまで、レクサスモデルラインアップ
レクサスブランドには、クーペからミニバンと多彩なラインアップが揃っているが、本企画ではミニバンとSUVにクローズアップ。各モデルの特徴から、ホイールカスタムに役立つお勧めサイズなど簡単に紹介しよう。
世界最高峰のラグジュアリーミニバン【LM】
現行モデルから日本導入された国内最上級ミニバンのLM。40系アルヴェルと共通のプラットフォームを採用しているが、レクサス基準に合わせた高い性能やデザインに仕立てられている。グレードは4人乗りのエグゼクティブと6人乗りのバージョンLで、40系アルヴェルには無い、2.4Lターボハイブリッド(4WD)を搭載。ちなみに初代は海外のみで販売されていたが、国内では30系アルファード&ヴェルファイアをベースとしたLM仕様のカスタムも注目された。


【500h】
▪車両価格:1500万円〜2000万円
▪サイズ:全長5125mm×全幅1890mm×全高1955mm
▪エンジン:2.4L直4ターボ+モーター
▪乗車定員:4名/6名
▪駆動方式:AWD


編集部のお薦めグレード●LM500h “バージョンL“
インチアップの狙い目サイズ●20×8.5J(245/45)●21×8.5J〜9.0J(245/40)
※純正は19インチの設定(P.C.D.120-5H)。
車重の問題もありホイール交換には注意が必要。500万も価格差があるので、カスタム狙いなら6人乗りのバージョンLがお薦め。
静粛性も高く上質な走行性能が魅力【RX】
5代目となる現行RXは、先代のスピンドルグリルからスピンドルボディに進化し、ボディカラー同色のシームレスグリルを採用するなどより先進的なスタイルに。グレードは5モデル用意され、エンジンは2.4ターボ、2.5ハイブリッド、2.5プラグインハイブリッド、2.4ターボハイブリッドの4種類で、先代のV6が廃止され現行はすべて直列4気筒となっている。RXはレクサスSUVの中でも比較的カスタムパーツを手掛けるメーカーも多く、今後に期待が高まる。


【500h/450h+/350h/350】
▪車両価格:668万円〜903万円
▪サイズ:全長4890mm×全幅1920mm×全高1700〜1705mm
▪エンジン:2.4L直4ターボ/2.4L直4ターボ+モーター/2.5L直4+モーター
▪乗車定員:5名
▪駆動方式:FF/AWD


編集部のお薦めグレード●RX500h “Fスポーツパフォーマンス“
インチアップの狙い目サイズ●21×8.0J〜9.5J(235/50)●22×8.5J〜9.0J(265/35)※純正は21インチの設定(P.C.D.114.3-5H)。
純正21インチなのでインチアップ化でより存在感が高まる。お薦めはパワフルで余裕のある走りを実現する、RX500h Fスポーツパフォーマンス。
豊富な選択肢をもつ個性派モデル【LBX】
レクサスSUVでは最もコンパクトなモデルとなるLBX。扱いやすいサイズでありながらも、レクサスらしいプレミアム感と都会的でスポーティな印象を兼ね備えており、走行性能も優秀。5グレードの豊富な選択肢も魅力で、ビスポークビルドならインテリアをオーダーできる。またハイパフォーマンスな1.6L直3ターボエンジンを搭載したモリゾウRRが設定されており、標準モデルよりもスポーティな装いと仕様で、走りを楽しみたい人にピッタリだ。


【LBX/LBX MORIZO RR】
▪車両価格:420万円〜720万円
▪サイズ:全長4190mm×全幅1825mm×全高1545mm
▪エンジン:1.5L直3+モーター/1.6L直3ターボ
▪乗車定員:5名
▪駆動方式:FF/AWD


編集部のお薦めグレード●LBX MORIZO RR
インチアップの狙い目サイズ●19×8.0J〜8.5J(245/45)●20×8.5J(245/40)※純正は17、18、19インチの設定 (P.C.D.114.3-5H)。
カスタムベースにはうってつけなLBX。お薦めは、スポーツ性能の高いモリゾウRRをより自分らしくカスタムしたい。
国内最高峰SUVに相応しい豪華さ【LX】
レクサスSUVのフラッグシップモデル「LX」。全長5mを超えるビッグボディに、パワフルな3.5L V6ツインターボエンジンを搭載。新たに追加されたLX700hには54psと290Nmを発生するモーターが備わるパラレルハイブリッドが搭載され、走破性の高さなど優れた走行性能を実現。さらに、アウトドアスタイルをイメージした専用コーデのオーバートレイル+も設定するなど、あらゆるシーンで楽しむことのできる最上級ラグジュアリーSUVだ。カスタムパーツも多数あり。

【700h/600】
▪車両価格:1450万円〜2100万円
▪サイズ:全長5100mm×全幅1990mm×全高1885〜1895mm
▪エンジン:3.5L V6ツインタターボ+モーター
▪乗車定員:4名/5名/7名
▪駆動方式:AWD


編集部のお薦めグレード●LX600“オーバートレイル+”
インチアップの狙い目サイズ●22×9.5J〜10.0J(285/40)●24×10.0J(275/35)※純正は18、20、22インチの設定 (P.C.D.139.7-6H)。
アウトドア仕様なら、オフ感のある仕様を楽しめるLX600オーバートレイル+。ホイール選択肢も広がってくる。
スポーティな都市型クロスオーバー【NX】
低重心でスポーティなフォルムが好評な、レクサスSUVの中核モデルがNX。現行は2代目となっており、先代同様のスタイリッシュかつレクサスらしい上質感が魅力。2.4ターボと2.5ハイブリッド、2.5プラグインハイブリッドの3種類が用意され、Fスポーツからオーバートレイルなど選択肢も豊富。直近では2.5Lガソリンの250が生産終了した。

【450h+/350h/350】
▪車両価格:550万円〜772万5000円
▪サイズ:全長4660mm×全幅1865mm×全高1660〜1675mm
▪エンジン:2.4L直4ターボ/2.5L直4+モーター
▪乗車定員:5名
▪駆動方式:FF/AWD
編集部のお薦めグレード●NX350“Fスポーツ”
インチアップの狙い目サイズ●21×8.5J(255/40)●22×8.5J(255/35)※純正は18、20インチの設定(P.C.D.114.3-5H)。
コスパの良さやカスタムベースに考えるならお薦めは2.5ハイブリッドのFスポーツ。ホイールは21、22辺りを推奨。
利便性も高い上質コンパクト【UX】
これまでは一番コンパクトな末弟SUVキャラだったUXは、LBXの登場で2番目サイズに。レクサスエントリーモデルとしてちょうど良いサイズ感が魅力なUXは、2018年11月に発売され2020年10月にはEVモデルの300eが登場。23年にはガソリン車の200が廃止され、現在は300hと300eのみとなるが、300eも今年の11月に生産終了のアナウンスがされている。

【300h/300e】
▪車両価格:455万9000円〜705万円
▪サイズ:全長4495mm×全幅1840mm×全高1540mm
▪エンジン/パワーユニット:2.0L直4+モーター/モーター
▪乗車定員:5名
▪駆動方式:FF/AWD
編集部のお薦めグレード●UX300h
インチアップの狙い目サイズ●19×8.0J(225/45)●20×8.5J(245/35)※純正は17、18インチの設定(P.C.D.114.3-5H)。
400万円台で買えて一番シンプルな廉価グレードでも、レクサスらしい上質感や迫力があるのでカスタムベースに。
新時代を担うBEV専用モデル【RZ】
レクサス初のBEV専用モデルとして誕生したRZ。現行RXに通じるスピンドルボディデザインを採用した初のモデルであり、BEVならではの独創性と躍動的なプロポーションが魅力。BEV専用プラットフォームや電動化四駆システムのダイレクト4など、新技術を多く採用しており、今年の3月には高出力モーターを搭載したRZ550e “Fスポーツ“を発表。

【450e/300e】
▪車両価格:820万円〜880万円
▪サイズ:全長4805mm×全幅1895mm×全高1635mm
▪パワーユニット:モーター(1基/2基)
▪乗車定員:5名 ▪駆動方式:FWD/AWD
編集部のお薦めグレード●RZ300e “バージョンL“
インチアップの狙い目サイズ●21×8.0J〜8.5J(225/40・295/35)※純正は18、20インチの設定(P.C.D.114.3-5H)。
今年の秋頃の発売を予定しているRZ550eも気になるが、一充電走行距離が599kmのRZ300eがお薦め。
プレミアムな本格オフローダー【GX】
今年の4月に発表され日本初導入となった3代目GX。最上級SUVのLXに比べて若干小柄ではあるが、本格オフローダーらしい角張ったワイルドなスタイルに、LX譲りの3.5V6ツインターボエンジンを搭載し、専用の足まわりなど高い走破性と走行性能を誇る。新型が現状では中々入手しにくいこともあり、カスタムパーツも今後に期待。

【GX550】
▪車両価格:1195万円〜1270万円
▪サイズ:全長4960〜4970mm×全幅1980〜2000mm×全高1920〜1925mm
▪エンジン:3.5L V6ツインターボ
▪乗車定員:5名/7名 ▪駆動方式:AWD
編集部のお薦めグレード●GX550“オーバートレイル+”
インチアップの狙い目サイズ●22×8.5J〜9.0J(265/55)※純正は18、22インチの設定(P.C.D.6H139.7)。
お薦めはGXのキャラクターに合うオーバートレイル+。本格オフローダーらしいオーバーランダースタイルなどがカッコよくキマリそう。
※ホイールのインチアップ参考サイズは編集部調べとなります。購入する際は、専門店でサイズや干渉の有無など十分にご確認ください。
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