純正タービンの限界点となる500馬力の壁を超えろ！
テストでは567馬力＆71.9kgmをマーク
RZ34型フェアレディZの純正タービンはおよそ500psが限界とされ、さらなるパワーを狙うオーナーからは大容量タービンの投入が待望されていた。その要望に応える形で登場したのが、トラスト製「ビッグタービンキット」である。
採用されたタービンは、VR30DDTTとの相性に優れるTD05SH-18G。純正がアクチュエーター式タービンだったのに対し、本キットでは過給圧コントロール性に優れるウエストゲート式を採用。これにより高回転域での伸び、安定したブースト制御を実現している。
なお、純正インタークーラーには非対応となるが、すでに発売中のトラスト製インタークーラーと組み合わせることで装着可能。既存のトラスト製冷却系を導入済みのオーナーにとっても、ステップアップしやすい仕様となっている。
トラストのテスト結果では、純正比でプラス150.3psの567ps／プラス17.4kgmの71.9kgm をマーク。パワーグラフを確認すると、低回転域こそ純正タービンが勝るが、2500rpm以降は純正を大きく上回る滑らかなカーブを描いており、高回転域での余裕が際立っている。
キットにはタービン本体・パイピング・フロントパイプ・ウエストゲート解放パイプ・各種ショートパーツが含まれ、価格は159万5000円。なお、製品は競技用のウエストゲート解放タイプとなるが、ストリートユースではリターン仕様への加工により合法的に使用することも可能だ。
●問い合わせ：トラスト TEL：0479-77-3000
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