「ジオランダーM/T G003の高いパフォーマンスや堅牢性が、今回の総合優勝・チーム賞受賞という結果に繋がった」(チーム三菱ラリーアート・増岡浩総監督)

総合優勝したチーム三菱ラリーアートの「トライトン」(112号車)

AXCR」は1996年からスタートしたダカールラリーと同格式で行われるFIA(国際自動車連盟)公認レース。今年はタイのパタヤをスタート/フィニッシュ地点とし、総走行距離2000km以上で競われた。穴だらけのプランテーションや狭い林道、起伏が激しい山岳路を走破するコースはサンド、ロックだけでなく、スコールによりマッドや巨大な水たまりに変化し、今年もマシンやタイヤにとって過酷なレースとなった。

総合優勝したチーム三菱ラリーアート112号車のチャヤポン・ヨーター選手(ドライバー/写真左)とピーラポン・ソムバットウォン選手(コ・ドライバー/同右)

総合優勝したのは「チーム三菱ラリーアート」の112号車(ドライバー:チャヤポン・ヨーター選手/コ・ドライバー:ピーラポン・ソムバットウォン選手)で、三菱自動車の世界戦略車となる1トンピックアップトラック「トライトン」で参戦。

LEG1、LEG2で総合2位を維持し序盤からトップ争いを繰り広げると、3日目のLEG3でトップを奪取。その後、ライバルチームの激しいプレッシャーや自車のアクシデントに対し、冷静かつ安定した走りで最終のLEG8(※)までリードを死守し、熾烈なバトルを制した。なお、同チームは2022年に総合優勝しており、今回は3年ぶりの総合優勝となった。
※LEG4、LEG6はコースがカンボジア国境沿いに近く安全性確保のため中止。

また、4位には「ISUZU SUPHAN YOKOHAMA LIQUI MOLY RACING TEAM」の110号車(ドライバー:Ditsapong MANEEIN選手/コ・ドライバー:Atikij SRIMONGKHOL選手)、5位には「チーム三菱ラリーアート」の105号車(ドライバー:田口勝彦選手/コ・ドライバー:保井隆宏選手)が入り、上位5台中3台を「ジオランダー」装着車が占めた。

チーム三菱ラリーアートの増岡浩総監督は、このようにコメントしている。
「昨年のAXCRでは後半総合トップに浮上するもエンジントラブルによりリタイヤしてしまい非常に悔しい思いをしましたが、今年は耐久性を向上させた『トライトン』と参戦4年目を迎え更に強固になったチーム力で総合優勝を勝ち取ることができました。応援ありがとうございました。今年もチーム三菱ラリーアートのトライトンラリーカーは横浜ゴムの『ジオランダーM/T G003』を装着しAXCRに臨みました。『ジオランダーM/T G003』は、あらゆる路面を速く・安全に走破する必要のあるAXCRにおいて、高い次元で安定したパフォーマンスを提供してくれ、特に深いマッド路面やウェット路面でとても高いパフォーマンスを発揮してくれました。また、特に前半はロックの多い荒れたセクションが多くありましたがチーム三菱ラリーアートの3台はラリー全行程を通じてパンクやトラブル無く走り切ることができました。そういった『ジオランダーM/T G003』の高いパフォーマンスや堅牢性が、今回の総合優勝・チーム賞受賞という結果に繋がったと思っています」

ジオランダーM/T G003」はあらゆるオフロード路面で高い走行性能を発揮するとともに、優れたロングライフ性能を追求し、オフロード感を強調した逞しくアグレッシブなデザインを実現している。「ジオランダーM/T G003」をはじめとした「ジオランダー」シリーズは「AXCR」をはじめ、北米やメキシコなどの著名なオフロードレースで数多くの優秀な成績を収めている。