ハイゼットにランクル・・・往年の傑作デザインをグランマックスが纏うと・・・?

グランマックス シティポップ

2025年インドネシア国際オートショーで注目を集めたのは、超希少なダイハツ・ロッキー限定版だけでなく、3台のユニークなカスタムビルドも注目を集めた。
中でも注目は、「グランマックス・タフト・ガイ」だ。
トヨタ「ランドクルーザー」を彷彿とさせる、レトロなフロントエンドと、オフロードテイストを随所に取り入れた、改造された小型バンだ。

ダイハツ アイラ・レトロフューチャー

これらのコンセプトカーは、ダイハツ、インドネシアのラジオパーソナリティ兼チューナーである、Gofar Hilman氏(GH Style創設者)、そしてNational Modifier & Aftermarket Association(NMAA)のコラボレーションによって誕生した。
2台は実用的な軽商用車Gran Maxをベースに、3台目は大幅に改良された「アイラ」ハッチバックをベースにしている。

グランマックス・タフト・ガイは、ダイハツ「タフト」からインスピレーションを得ており、インドネシアにも同様の力強い美学をもたらしている。
オリジナルのグランマックスの滑らかで実用的なデザインは、より箱型で直立したデザインに変更されている。
また、丸型LEDヘッドライトを備えた新しいプラスチックグリル、短縮されたボンネット、再設計されたフロントフェンダー、そしてスキッドプレートを一体化したより力強いバンパーなど、特徴的なデザインが採用されている。

リアには、スズキ「ジムニー」を彷彿とさせる、テールランプが取り付けられたカスタムバンパーが装着され、オリジナルのランプはボディ同色のパネルに交換されている。
オフロード仕様への改造は、フロントアクスルにディスクカバーを備えた16インチのターボバスタードホイール、ルーフラック、そしてバックドアに取り付けられたフルサイズのスペアタイヤで完了している。

車高が上がったように見えるが、これはサスペンションの改造によるものか、単に外観上の変更によるものかは不明だ。

2台目のバン「グランマックス シティポップ」は、1980年代の6代目ダイハツ 「ハイゼット」へのオマージュだ。
カスタムメイドのフロントエンドには、レトロなスタイルのグリル、丸型ヘッドライト、クラシックなオレンジ色のインジケーター、そしてヴィンテージ感を演出する新しいバンパー、ボンネット、フェンダーのデザインが採用されている。

その他の変更点としては、サイドスカート、同じく16インチのターボバスタードホイール、レトロ調のリアバンパー、テールライトカバーなどがある。このワンオフビルドは、インドネシアのロックバンド「D’Masiv」のために製作されたものらしく、側面には、カスタムグラフィックとステッカーが貼られている。

パワーユニットは、標準の1.5リットル直列4気筒エンジンで、最高出力95ps/71kWを発揮し、後輪を駆動する。

最後に、ダイハツ・アイラ・レトロフューチャーは、「レトロモダン・シティカー」のコンセプトに基づき、クラシックなデザインと、未来的なスタイリングを融合させたモデルだ。
ボディワークに大幅な変更が加えられているため、アイラと見分けることはほとんど不可能だ。

フロントはボンネット、ヘッドライト、バンパー、フェンダーが一新され、オリジナルのエッジの効いた外観は、より丸みを帯びた親しみやすい印象に生まれ変わっている。
エクステリアパッケージには、15インチのターボバスタードホイール、低く設定されたエアサスエアサスペンション、専用リアバンパー、そして専用テールライトカバーが含まれている。

また、インテリアは、オレンジとミントグリーンのツートンカラーで張り替えられているという。

パフォーマンスアップグレードはないようで、レトロフューチャーには、1.2リットルエンジンを搭載し、最高出力88ps/65kW/88PSを発揮すると思われる。