特徴4 存在感抜群な強印象の前後ライト
D:5の大きな特徴となっているのが、先進性あふれるヘッドライトとテールレンズ。2019年のビッグマイナーチェンジで登場し、その後全車一律として統一された現行フェイスは、近年三菱車で増え続けている“三菱顔”と呼ばれるもの。インパクトの強いヘッドライトは、上から順にポジ、ハイロービーム、ウインカー、フォグと、要素の異なるレンズが4つ並ぶ。ハイロービームの縦置きは極めて珍しい。ウインカー以外すべてLEDとなっており、ポジションランプはレンズ内で均一に光るよう工夫と、見た目の印象は極めて強烈だ。
一方のテールレンズは、“S”のように光るライン状のLEDやポジションランプ、ハイマウント以外がすべて電球。バックドアを横断する直線部分はあくまでガーニッシュで、バックランプを除き点灯機能はない。電球の交換法は、純正車載マニュアルで確認しよう。
余談だが、近年のトヨタ車、レクサス車で流行っている車名(レクサス車はブランド名)の分割ロゴも、D5はいち早く採用している。
【ヘッドライト】


【テールランプ】


空力性能は!?

特徴5 ワイルドさとフォーマルさが共存
デビュー当時から長く続いた泥臭さが似合うデザインから一転、三菱のデザインアイコン“ダイナミックシールド”フェイスへと進化し、それまで意識していなかった高級感も盛り込むようになるなど、大変革を遂げた現行ディーゼル車。
様々な要素が混在するミクスチャーデザインとなっており、先に紹介した前後ランプ類では先進性を意識し、前後バンパーではオフロードが似合うスキッドプレート風イメージを醸し出すデザインを投入。ルーバー中を細かくくり抜いてダクト化したグリルも斬新と、複数の要素が入り交じる。
一方、内装は起伏が激しく無骨な印象を与えた、ギア感が強かった従来仕様から一新。木目パネルや合皮類を採り入れるなど、高級路線にシフトした。デザイン自体も落ち着いた、フォーマルなものへと変更と、外装に匹敵するほどの変化を遂げている。




ダイナミックシールドとは!?

都会派アーバンギアとは!?


▷三菱・デリカD:5 ベース車探求
STYLE RV(スタイルRV) Vol.185 ミツビシ デリカD:5&デリカミニ No.2より





