リッジラインの3.5L・V6VTECエンジン+モーターのハイブリッド搭載か

ホンダはミシシッピ州カントンにある日産の稼働率の低い工場に興味を示しており、この工場でホンダブランドのフルサイズ・ピックアップトラックを生産する可能性があるとのことだ。

日産は2024年にフルサイズのタイタンを廃止した。タイタンの廃止は、数十年にわたる販売不振を受けてのことだった。これを受けて、スクープ班が提携するThottle氏が予想CGを製作、「Riggedup」(リッジアップ)と名付けた。
アメリカでは、トヨタ自動車北米部門が日本メーカーのなかでトップの座を占めている。今年上半期の販売台数は123万7000台で、GMの140万台に次ぐ2位につけている。111万3000台のフォードを除くと、他のメーカーは100万台に迫る台数には届かなかった。
4位の起亜とヒョンデは共に好調を維持したが、米ホンダも大きく後れを取っていない。起亜とヒョンデは合計で約85万6000台、ホンダは上半期に7%以上増加し、73万9000台を超えているのだ。一方、日産は0.2%減の48万8千台強にとどまっている。日産の不振に乗じて利益を得たいのであれば、ホンダは依然として強力な立場にあることは明らかだろう。
そして、日産・ホンダ提携の可能性が浮上しているようだ。ホンダと日産が、ミシシッピ州カントンにある日産の現在稼働していない工場でフルサイズピックアップトラックの生産を検討しているという。Thottle氏は、現在生産終了となっている日産タイタンをベースに、ホンダのフルサイズ・ボディオンフレーム・ピックアップトラックを制作することを急遽決意したようだ。
ピクセルマスターの同氏が求めているのは、単なるバッジ違いのモデルではなく、新型第4世代のホンダ・パスポート・ミッドサイズクロスオーバーSUVの、力強く冒険的でクールなスタイリングを融合させた真のドナーモデルだ。そこで、日産タイタンのフルサイズピックアップトラックをベースに、ミッドサイズクロスオーバーSUVパスポートの最新スタイリングをスキン加工し、無骨で冒険心あふれる新型ピックアップトラックを作り上げた。
予想されるパワートレーンは、リッジラインの3.5L・V6VTECエンジンに電気モーターを積むハイブリッドになることが予想されている。
ホンダの野望は実現するのか、そして日本市場への初導入はあるのか、注目される。




