長年愛されてきたG35クーペの精神的後継車になる!?

インフィニティ「Q50」が、まさかの復活を遂げることがわかった。

インフィニティ Q50

Q50は「Q40」後継モデルとして、2013年の北米国際オートショーで初公開された同ブランドのエントリーセダンだ。これまで大幅改良はなされておらず、2024年に生産終了となった。

インフィニティ Q50

当初、インフィニティは2020年代後半にQ50を完全電気自動車(EV)セダンに置き換える予定だった。しかし、EV需要の冷え込みとインセンティブの縮小を受け、同ブランドは方針を転換したようだ。EVに完全移行するのではなく、ガソリンエンジン、マニュアルトランスミッション、後輪駆動という構成のQ50を2027年後半に復活させる意向があることがわかった。

噂によると、新型Q50は、長年愛されてきたG35クーペの精神的後継車と評されているようだ。もしそれが本当なら、ドライビングファンにとって大きな期待が膨らむことになるだろう。

海外メディアによると、この新型セダンは、ラスベガスで開催されたカンファレンスでディーラー向けに非公開公開されたようで、日産スカイラインの構造とZの心臓部を融合したものになるという。これが、生産終了となったQ50の日本版となる現行スカイラインを指すのか、それとも次世代モデルを指すのかは不明だが、インフィニティが、生産終了となったQ50の大幅改良モデルを準備している可能性はありそうだ。

いずれにせよ、この組み合わせは、最高出力400PS(298kW)のV6ツインターボエンジンを搭載することを示唆しており、さらに強力なバリエーションも用意されていると噂されている。イベントに参加したディーラーの情報では、レッドスポーツバージョンも開発中であることを示唆している。つまり、インフィニティはパフォーマンス面をさらに強化する可能性があるということだ。

この事実は、日産とインフィニティが、古き良き時代への回帰を求める顧客の叫びを聞き入れたということかもしれない。実際に見てきた人のひとりは、「新型Q50は、叫び声を上げるツインターボを搭載した、直感的なクルマです」と語ったという。

あらゆる情報から、このクルマは比較的コンパクトで非常にアグレッシブな外観を持つ4ドアモデルになると予想されている。

EV需要の冷え込みは、思わぬ副産物を生み出しているかも知れない。