左右分割式のライトユニットを備えた幅広のハニカムメッシュグリルが特徴

アウディ SQ7 新型 プロトタイプ スパイショット

第2世代となる現行型のアウディQ7は2015年に導入され、その後2019年と2024年に大幅改良が執行されたが、発売からすでに9年が経過している。アウディでは最古のモデルであり、アウディの保守的な基準からすると、次期Q7は外観の面でかなり変更が加えられることが予想されている。

アウディ SQ7 新型 プロトタイプ スパイショット

スクープ班では、デザインを一新したアウディQ7とSQ7を何度も撮影してきたが、ついに次期モデルの正体が捉えた。ご覧のとおり、最新のプロトタイプはカモフラージュを廃し、想像力を掻き立てるブラックラップを採用している。

先代モデルよりも大きく、よりアグレッシブな外観の2027年型SQ7は、左右に分割されたライトユニットを備えた幅広のハニカムメッシュグリルが特徴だ。ピクセル調のLEDデイタイムランニングライトが車体上部に配され、ミッドマウントヘッドライトには、「フェイク」のインテークが備えられている。ハニカムパターンは、スポーティなフロントバンパー下部にも引き継がれ、3つのインテークと中央に配置されたセンサーポッドが備えられている。

サイドに目を移すと、柔らかな曲線と角張ったキャラクターラインが特徴的な、より表情豊かなボディワークが目立つ。これらには、より大型化されたキャビンと、より存在感のあるDピラーが繋がっている。その他の注目すべきポイントとしては、大径の22インチホイールとフォード・マスタング マッハE風のドアハンドルが挙げられる。また、次期型では、現行モデル(5070mm)よりも全長が長くなっているようだ。

リヤエンドは比較的シンプルだが、角張ったリフトゲートとブーメラン型のテールライトが特徴的。これらには、レイヤードバンパーと4本出しのテールパイプを備えたエキゾーストシステムが組み合わされている。

今回、車内を詳しく確認できていないが、A6やQ6 e-tronといった新型車の流れを汲むものになると予想されている。つまり、11.9インチのデジタルインストルメントクラスター、14.5インチのインフォテインメントシステム、そしてオプションで10.9インチの助手席側ディスプレイが搭載される可能性が高いということだ。

パワートレインの詳細も未だ明らかにされていないが、現行SQ7は4.0L V8ツインターボエンジンを搭載し、最高出力507PS(373kW)、最大トルク769Nmを発揮する。このエンジンにより、0-60mph(96km/h)加速は4秒フラット、最高速度は155mph(250km/h)のリミッター作動となる。

次期型では、6気筒エンジンを搭載したプラグインハイブリッド導入の噂があり、その場合、最高出力は700PS、価格はブランド初の13万ユーロ(約2200万円)超えのクロスオーバーSUVが爆誕することとなりそうだ。