トヨタ bZ4X 改良新型 

現行型となる初代「bZ4X」は、SUBARUと共同開発され、2021年4月の上海モーターショー2021」で世界初公開された。
改良新型では、エクステリア、インテリア、性能向上など大きな進化がなされる。
EVモデルは内燃機関以上に進化の速度が早く、期待できるだろう。

トヨタ bZ4X 改良新型 

新型デザインは、ブランドの象徴ハンマーヘッドデザインが強調され、スポーテイーなイメージが強くなる。
また、バンパーコーナーには円形LEDを配置、下部エアインテークはワイド化されている。

側面はほぼ同じだが、新デザインのホイールが装備されている。
また、リアセクションでは、傾斜の強いクーペルーフ、スリムなLEDストリップライトなどが現行デザインから継承される。

ボディサイズは、全長4690mm、全幅1860mm、全高1650mmと、人気のハリアーの全長4740mm、全幅1855mm、全高1660mmとほぼ同格にもかかわらず、ホイールベースがハリアーより160mmも長い2850mmとなっており、居住空間が大きなことも魅力だろう。

インテリアでは、新たに14インチの大型インフォテイメントディスプレイを採用、質感が高められる。

新型では、新開発のEVパワートレインを搭載、FWDモデルには57.7kWhのバッテリーと74.7kWhの2種類にバッテリーが提供される。
上位AWDモデルには、74.7kWhのバッテリーを用意、最高出力は345psを発揮し、0-100km/h加速5.1秒の動力パフォーマンスを持つ。
また、「バッテリープレコンディショニング」機能により、充電時間の大幅な短縮がなされると同時に、寒冷時でも約30分で急速充電を完了させることが可能となる。

安全装備では、最新世代の「Toyota Safety Sense」を搭載、交差点左右折時の対歩行者、対車両検知、緊急時操舵支援:障害物回避のためのステアリングアシスト、ドライバー異常時対応システム=ドライバーの無反応時に車を安全に停止するなどの高度な技術がさらに向上する。

注目は、エントリーモデルのプライスダウンだ。
従来は71.4kWhのバッテリーのみの提供だったが、新型では日常の街乗り運転を十分に補う57.7kWhのバッテリーを用意。
これまでのZグレードに加え、エントリーとなる「G」グレードをラインアップし、FWDモデルは550万円の設定となる。

bZ4X改良新型の日本発売は9月、派生ワゴンの「bZ4X ツーリング」も発売予定だ。