マツダ3

マツダは、2026年型マツダ3のセダンとハッチバックに対する輸入関税の影響をほぼ吸収し、価格上昇を最小限に抑えることに成功したとみられる。
日本で生産され、標準装備にいくつかの改良が加えられたものの、大きな変更なく新モデルイヤーを迎えることになりそうだ。

マツダ3

エントリーレベルのマツダ3セダンの価格は24,550ドル(約361万円)からとなり、昨年よりわずか400ドル(約5万8千円)の値上がりに収めている。
全グレードで、トリムとパワートレインによって75ドル(約1万1千円)から915ドル(約13万4千円)の値上げ幅があるが、これは今日の基準からすると比較的軽微といえる優良モデルと言えるだろう。

マツダ3は、2018年後半に2019年モデルとして初登場しているが、実はいまだに本格的なフェイスリフトを受けていない。
最新情報によると、次期モデルは2032年まで登場しない可能性があり、今後数年以内にビッグマイナーチェンジが予想される。

わずかな価格上昇による、2026年モデルの最大の変更点は、エントリーレベルのSトリムから8スピーカーのマツダ・ハーモニック・アコースティック・オーディオシステムが標準装備されることだろう。
8.8インチのインフォテインメントディスプレイ、LEDライト、ADASスイートも同様だ。

セダンとハッチバックのベースモデルは16インチホイールを装着しているが、その他のラインナップは18インチアルミホイールにアップグレードされている。
さらに、フラッグシップモデルのMazda3 Turbo Premium Plusには、10.25インチインフォテインメントシステム、レザーシート、Bose製12スピーカーオーディオシステムが採用されている。

パワートレインの選択肢は昨年と同じで、2.5リットルSKYACTIV-G 4気筒ガソリンエンジンは、自然吸気とターボチャージャー付きの両方が用意される。

また、6速オートマチックトランスミッションに加え、一部のグレードでは6速マニュアルトランスミッションも選択可能な数少ないモデルの一つとして存続、前輪駆動が標準で、上位グレードにはマツダのi-ACTIV全輪駆動システムが搭載されている。

2026年モデルのセダンとハッチバックは、今夏に米国で発売予定となっているほか、日本仕様でのビッグマイナーチェンジは、数年以内に期待されている。