McLaren Kids Engineer Experience

昨年に続いての開催

夏休みは子供たちにとって、いつもと違う体験ができる貴重な期間。そんな子供のための体験プログラムとして、マクラーレン大阪とマクラーレン名古屋を経営する八光自動車工業が開催したのが「McLaren Kids Engineer Experience」だ。これは子供たちが実際にマクラーレンディーラーのサービスピットに入り、クルマの細部を見たりタイヤ交換の体験などをすることで、スーパーカーやマクラーレン、そしてクルマへの理解をもっと深め、興味を持ってもらおう、というもの。八光自動車工業では2024年にも同様のイベントを開催したが、大好評につき2025年の夏休みは8月3日にマクラーレン大阪で、8月24日にマクラーレン名古屋で、と2回も開催することとなった。

クルマを下から観察

 開催当日、集まった子供たちはマクラーレンのロゴ入りツナギを着て、早くも気分が盛り上がっている様子。最初は並んで椅子に座り、スーパーカーやマクラーレンについての座学を受けたあとは、いよいよサービスピットに入って実車に触れる。リフトアップしてアンダーカバーを外してミッドに搭載されているエンジンを見るプログラムでは、初めて下から見るクルマにみな驚きの表情。なぜアンダーフロアがフラットな形状なのかなど、付き添いで来ていた保護者の方も熱心に耳を傾けていた。中には驚くほどの知識を持つ子供もいて、説明を担当したスタッフがタジタジになる場面も。

タイヤ交換や空気圧チェックも体験

 タイヤ交換作業の体験は、実際に一人ひとりがボルトナットを締めて、トルクレンチを使っての締め込みを行った。学年や体格によって手際の差はあるが、タイヤとホイールがどうやってクルマに付いているのか、タイヤとホイールの重さはどれくらいなのか、ブレーキはどうなっているのか、また空気圧の調節も体験して、子供たちはクルマの構造への理解を深めたようだ。

助手席でマクラーレンの走りも体験

修了証をもらって記念撮影。少しマクラーレンに詳しくなれたかな。

作業後は外に出て、マクラーレンの助手席に座っての試乗体験。ディヘドラルドアを開けて乗り込み、V8のサウンドと共に走り出した子供たちはみな笑顔。マクラーレンでドライブというのは、素晴らしい夏休みの思い出となったことだろう。付き添いの保護者の方(特に父親)の羨ましそうな表情も印象的だった。

最後は修了証を受け取って約半日のプログラムは終了。終わった後も子供たちはマクラーレンと記念写真を撮ったり、販売されているグッズを眺めたりと、マクラーレンとの触れ合いを楽しんでいた。

小学生を対象としたこの「McLaren Kids Engineer Experience」は、子供たちに自動車について学ぶ機会を提供し、インスピレーションを与えて次世代のデザイナーやエンジニアの育成につなげたい、という狙いで開催されたもの。若者のクルマ離れが言われる昨今だが、このような体験を通してクルマ好きの子供が少しでも増えてくれれば、素晴らしいことだろう。

八光自動車工業では次の開催も計画しているとのことなので、ぜひ次は我が子に参加させたい! という方はHPをチェックしてほしい。

マクラーレン大阪  https://mclaren-hakko.com/osaka/

マクラーレン名古屋  https://mclaren-hakko.com/mclaren-nagoya/

スタッフから空気圧の意味、調節方法などを学ぶ。

「夏休みの宿題はスーパーカーの整備?」マクラーレン名古屋が小学生向けイベントを開催

マクラーレン名古屋が夏休みの小学生向けイベントを開催した。タイヤ交換や空気圧チェックなどのエンジニア体験ができて、さらに助手席での試乗もできるという本格的な体験イベントだ。