排気量は2.6Lのまま610馬力を発揮!

Mスペックに相応しい快適快速ストリートGT-R

洗練されたパフォーマンスを発揮するチューニングカー製作や、HKS製パーツを用いた本格的なコンプリートカーのプロデュースなど、活発な展開を見せる“ガレージアクティブ”。そんな同社が手掛けた、純血ストリート仕様のBNR34が今回の主役だ。

心臓部のRB26DETTは、腰下には手を入れずヘッドにHKSのハイカム(IN/EX:272度)を投入。そこにハイレスポンスなGTIII-4Rタービンをドッキングし、ブースト1.6キロ時に610psものパワーを引き出している。エンジンマネージメントはF-CON Vプロ。パワーバンドは4500〜8000rpmという若干の高回転型だ。

エキゾースト環境は、HKSのEXマニからスポーツキャタライザーを経てアクティブオリジナルの90φチタンマフラーに繋がるレイアウト。高回転域の官能的な直6サウンドは絶品だ。

サスペンションはHKSハイパーマックスMAX IV-SPでセットアップ。ブレーキは前後にアルコンのモノブロックキャリパー+355mmスリットローターを組み合わせる。ストリート然としたスタイルながらも、サーキット走行にも対応したブレーキ容量を確保しているのだ。

深リムのホイールはワークマイスターS1、ブラックアルマイトのリムにマットブラックのディスクというカラー構成だ。サイズは前後ともに19インチの11Jで、特注オフセットにより絶妙なツライチ具合を追求。タイヤにはアドバンネオバAD08R(265/35R19)をセットする。エクステリアは、Z-tuneフロントフェンダーとニスモオーバーフェンダーで統一感のあるサイドビューを作り上げている。

インテリアはノーマルライクに仕上げつつ、アクティブオリジナルのシートカバーやフロアマットでリフレッシュ。まるで新車のようなコンディションを誇る。ミッションは純正ゲトラグ6速で、高出力はATSのカーボンクラッチで受け流す。

「ベースがラグジュアリーグレードのMスペックということで、軽量化は一切無しの快適仕様としてイジってます」とはアクティブ坂本代表。ベースモデルのキャラクター性を尊重して仕上げられたBNR34、それはどこか落ち着きのある大人のチューンドだったのだ。

●問い合わせ:ガレージアクティブ 福岡県行橋市大字今井1407-1 TEL:0930-25-4488

「走り屋最後の聖域」全盛期のC1外回りを駆け抜けた男のリアル

かつて、関東最大規模のストリートステージとして君臨した首都高都心環状線、通称C1。数多くの伝説を生み出したその場所は華やかな都会にありながら、どこかセピア色の雰囲気が漂う独特な空間と言える。今回紹介するのは、そんな伝説の「700円サーキット」に魅せられた男の物語だ。

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