Ultraモデルには合計出力590PSのモーターを搭載

NIO(ニオ)が展開するブランドOnvoから発売された電気自動車SUVのL90は、6人乗りと7人乗りの2タイプが用意されており、購入者はNIOのバッテリー・アズ・ア・サービス(BaaS)プランに加入することで初期費用を抑えることができるという。

L90の全モデルは、85kWhのバッテリーパックと900ボルトの電気系統を搭載している。6人乗りのProモデルの価格は26万5800元(約547万円)から、6人乗りのMaxモデルの価格は27万9000元(約572 万円)からとなっている。
BaaSプログラムを利用すると、これらの価格はそれぞれ17万9800元(約367万円)まで大幅に下がる。このプランを利用する購入者は、月額899元(約1万8000円)のバッテリーレンタル料を支払うことになる。
確かに月額料金はかかるが、それでも価格は米国シビック セダンのベースモデルである2万5745ドル(約380万円)よりも安くなるのだから驚きだ。
快適性と機能性を重視する購入者にとっては、6人乗りのウルトラバージョンは29万9800元(約613万円)から、BaaS付きでは21万3800元(約437万円)からとなっている。 7人乗りラインナップも同様の価格体系を採用している。Proは18万5800元(約380万円)、Maxは19万9800元(約400万円)、Ultraはバッテリーレンタル込みで21万3800元(約437万円)だ。
ProとMaxモデルには、最高出力456PS(340kW)の電気モーターを1基搭載する。6人乗りと7人乗りのUltraモデルには、フロントアクスルに最高134PS(100kW)のモーターが追加され、合計出力590PS(440kW)のモーターを搭載。標準の後輪駆動モデルは0-100km/h(62mph)加速を5.9秒で実現し、全輪駆動のUltraモデルではわずか4.7秒に短縮される。
ハイライトはテクノロジーがふんだんに採用されたインテリアだ。ダッシュボードには17.2インチのセンターインフォテインメントディスプレイが備わり、2列目シートにはヘッドライナーから折り畳み式の17.3インチスクリーンが装備される。さらに、リヤには8インチのタッチスクリーン、フロントには35インチの大型ヘッドアップディスプレイが装備されている。また、全モデルに23スピーカーのサウンドシステムと8.86Lの一体型冷蔵庫が標準装備され、乗員の快適性を重視したSUVであることが強調されている。
現時点では、Onvo L90が中国以外で販売されるかどうかは未定だが、こんなにコスパの良い、楽しすぎるSUVが日本で発売されたら人気が出ることは間違いないだろう。





















