抜群の安定感と自在な操縦性 安心の運転支援機能も標準化

三菱自動車のPHEVは世界初のSUVタイプのPHEVとして登場。2024年10月にマイナーチェンジを行なったばかりのアウトランダーPHEVとともに、コンパクトクロスオーバーSUVとしてガソリン車とPHEVを用意するエクリプスクロスが揃う。

エクステリア

尻上がりの楔形フォルムと、ダイナミックシールドに象徴される三菱車らしいタフなデザインを実現。ルーフレールはメーカーオプション設定で、「M」を除き18インチアルミホイールを標準装備。最小回転半径は5.4m。

主力のPHEVは2.4ℓエンジンと前後モーターを搭載するツインモーター4WDであり、悪路や雪道にも強い三菱自慢のS-AWC(スーパーオールホイールコントロール)を採用。あらゆる路面に対応した5種類のドライブモードをもつところも特徴だ。

インストルメントパネル

外観と呼応する金属調加飾で飾られたシャープなデザイン。マルチアラウンドモニター対応のスマートフォン連携ナビゲーションが全車に標準装備され、「P」系にはヘッドアップディスプレイも備わるなど、先進装備も充実している。

23年12月の商品改良ではマルチアラウンドモニター付きのスマートフォン連携ナビゲーション(8インチ)を全車に標準装備。運転席&助手席シートヒーターに加え、「P」グレード(と「ブラックエディション」)は後席シートヒーターも完備するなど、より快適に過ごすための装備が充実した。

居住性

その走行性能は街乗りでは剛性感のあるやや硬めな乗り心地を示すものの、速度を上げるほどにフラットかつ快適になり、前席の掛け心地の良さと相まって、長距離/長時間の運転でも疲れにくい。高速走行では多彩な先進運転支援機能に支えられた安心/安全なクルージングに満足できる。

うれしい装備

月間販売台数      623台 (24年9月~25年2月平均値)
現行型発表       18年3月( 一部改良 23年12月)
WLTCモード燃費     16.4㎞/ℓ ※PHEV

ラゲッジルーム

山道の走りは多少の姿勢変化を許すものの、抜群の安定感と自在な操縦性が身の上で、ダイナミクス性能はさすが三菱SUV。しかも、東京〜軽井沢間往復の実燃費はWLTCモード燃費同等の16.3㎞/ℓを達成したほど。4WDのSUVとしての実力は燃費性能にもおよぶのだ。

※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.167「2025-2026年 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。

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