新型アウディQ3は、幅広いシングルフレームとシャープに絞り込まれたヘッドライトが空力コンセプトデザインとして統合されている。サイドから見ると、ヘッドライトとリヤライトの間にある水平のショルダーラインが、車両を視覚的に2つの部分に分けている。

第2世代のQ3スポーツバックは、SUVの強みとクーペの美しさを融合している。Aピラーから後方に向かって下がるルーフラインは、SUVモデルよりも29mm低く、スポーティなシルエットを実現している。リアは、連続したLEDライトストリップとイルミネーション付きリングが組み合わされている。

インテリアにおいては、新しいステアリングホイール・コントロールユニットにより、センターコンソールにより多くの収納スペースが確保されている。トランク容量は488Lで、シートベンチを折りたたむと最大1386Lに増加する(Q3スポーツバックは最大1289L)。シートベンチは前後にスライド可能で、角度調整も可能だ。

Q3ファミリーのエントリーモデルは、最高出力110kW(150PS)を発揮する1.5 TFSIで、マイルドハイブリッドテクノロジーを搭載した4気筒ガソリンエンジンだ。2.0TDIエンジンを搭載したモデルでは特に長距離走行に適している。

プラグインハイブリッドモデルのe-ハイブリッドモデルは、システム総出力200kW(271PS)を発揮し、理想的な条件下で最大50kWでのDC充電が可能だ。総容量25.7kWh(正味容量19.7 kWh)の高電圧バッテリーによるもので、電動航続距離は最大119km。

運転支援のハイライトのひとつは、アダプティブドライビングアシスタンスプラス。より高い道路上の安全のために、室内カメラがドライバーの眠気や集中力の欠如の気配をモニターする。学習型パーキングアシストによって、個別の駐車操作を覚え、新しい後退アシストは、袋小路からの後退を確実に支援する。
