ノイエ・クラッセデザインと融合した新7シリーズに期待大

第7世代BMW7シリーズは2022年春に初公開され、電気自動車BMW i7は同年11月に続いた。
発売から約3年が経ち、最初のプロトタイプはフェイスリフトの兆しを見せている。
BMW7シリーズとi7のフェイスリフトの発売時期は、早ければ今年の秋になるかもしれない。

近年最も賛否両論のセダンの一つであるこの7シリーズだが、グリルが小型化され、ライト類も刷新され、新技術も搭載される可能性がありそうだ。
今後数年以内に、BMWの全モデルがノイエ・クラッセデザインランゲージを採用されるが、既にいくつかのコンセプトカーで先行公開されている。
第2世代 iX3でまもなく初公開される予定の、この待望の次世代デザインは、BMWのクルマをより美しく見せると期待されている。
7シリーズも刷新対象モデルの一つであり、今回はその姿を間近で見る絶好の機会となっている。
一部メディアでは、「7シリーズはBMWが現在製造している車の中で最も醜い車」とも伝えられているが、大規模フェイスリフトがその印象を一変させるだろう。
プロトタイプではグリルのデザインが見直され、スケールダウンされたことで、よりバランスの取れた統一感のある外観になっている。
また、カモフラージュが施されているにもかかわらず、キドニーグリルの上部は高光沢ブラック一色となり、右側のパネルには小型カメラが内蔵されており、その下には、垂直スラットではなく水平スラットのグリルが配置されていることがわかる。
BMWのノイエ・クラッセモデルの多くは、グリルとシームレスにつながるスリムなヘッドライトが特徴だ。
7シリーズもそうなるかどうかは分からないが、カモフラージュから判断すると、現行モデルと同様に分割ヘッドライトが採用されると思われる。
そして新しいグリルとの組み合わせで統一感のある外観になることが期待されている。
側面から見るとほとんど変化がなく、リアのシルエットは全体的に馴染みのある印象だ。
とはいえ、斬新なアルミホイールのデザインが予想され、テールライトは形状が変更されたLEDシグネチャーによって、車の外観がシャープになっている。
現行7シリーズは、エクステリアの美しさに欠けるが、その分、見事なインテリアでそれを補っており、新型7シリーズではさらにアップデートされるだろう。
キャビンの写真はまだ公開されていないが、BMWの新しいパノラミックビジョンシステムが採用される可能性がある。
これは現在のツインスクリーン方式をフルワイドディスプレイに置き換えるもので、この機能は量産型SUV「Vision Neue Klasse X」で初めて採用される予定だ。
後部座席の乗員にはオプション装備の31インチ8K折りたたみ式シネマスクリーンや、助手席ドアハンドルに一体化された5.5インチカラータッチスクリーンコントロールなど、これまで通りの贅沢な装備が提供される。
BMW7シリーズのLCIアップデートは年末に発表され、2026年モデルとして発売される予定だ。
また、発売時にはハイブリッド車と電気自動車の両方が登場する見込みとなっている。
果たして新生7シリーズは、現行型の名誉挽回となるか、世界が注目している。











