前回紹介したシグナス グリファスを簡単にドレスアップできるKN企画が取り扱うKOSO製パーツには、まだまだ豊富なラインナップがある。そこで今回は第二弾として無料動画を公開しているチャンネル・モトチャンプTVの中から「シグナスグリファスの満足度をアップする細部のドレスアップ!パート2」という動画をダイジェストにまとめてみた。写真が多いので順を追って参考にしてほしい。

カーボン調スクリーンを装着する

KOSO製カーボン調スクリーン。

まず紹介するのはカーボン調スクリーン。簡単そうに見えるがアッパーカウルを外さないと取り付けられないため手間数が多い。だが、手数が多いだけでプラスドライバーさえあれば誰でもできるため、ぜひチャレンジしていただきたい。

カウル上左右のプラスネジ2本と下左右の2本を外してクリップを外す。
作業性を良くするためフロントセンターカウルを外す。
カウル裏のプラスネジ2本を外してスクリーンを取る。
カーボン調スクリーンの裏にウェルナットを移植もしくは新品を取り付ける。
外すのと逆の手順で組み立てれば完成!

デュアルカラーブレーキレバーを装着する

KOSO製ブレーキレバーを装着する。

次はブレーキレバーをカラフルなKOSO製に変更してみよう。レバーを交換した経験があれば問題なく作業できるが、初心者の場合は注意が必要。レバーを固定しているボルトは抜け防止のナットを外してからでないと引き抜けない。また右レバーにはスプリングが使われていてレバーを外した途端に飛んでしまい紛失する可能性もある。注意しながら作業していただきたい。

カウルを外してブレーキレバーをとめているボルトとナットを外す。レバー根元のスプリングを紛失しないように。
純正のスプリングを移植してKOSO製レバーを取り付ける。
左レバーも同じ手順で外す。ただし左レバーに使われている部品点数が多い。
ワイヤーを外すとレバーから2個の部品が分離する。装着時と同じようにKOSO製へ移植して元に戻す。

ハイスロットルキットを取り付ける

KOSO製はいスロットルキット2を装着する。

スクーター乗りならスロットル操作が最小限で済むハイスロに憧れるユーザーが多いのではないだろうか。ワイヤーの巻き取り量を変えることで、純正スロットルより少ない操作で全開にすることができる。取り付けるにはスロットルワイヤーを2本、脱着することになる。意外と苦戦するかもしれないが、ワイヤーを交互に脱着すれば問題なくできるはず。引き側と戻し側を間違えないよう注意しながら作業しよう。

ハンドルカバーを外してハーネスを抜いて分離させる。
スロットルを固定している2本のボルトを外してカバーを開く。
カバーの内部ではワイヤーが2本使われているので、スロットルを操作しながらワイヤーを緩めてタイコを外す。
外したワイヤーをキット付属のハウジングへ取り付ける。引き側と戻し側を間違えないように。
ワイヤーを引き出してハイスロ側にかけたらハウジングを仮に固定して動きを確認する。
動きに問題がなければカバーを装着。さらにスロットル開度メモリーを取り付ける。

2トーンカラーグリップに変更する

KOSO製グリップを装着すれば完成だ。

せっかくハイスロにしたのだからグリップにもこだわりたい。今回はカラフルかつデザインの良いKOSO製2トーンカラーグリップに変更している。右グリップは装着したハイスロにパーツクリーナーを吹きかけて取り付けるだけで済むが、左グリップは純正を取り外すためカッターでカットしないといけない。再利用はできなくなるが、純正は接着剤で固定されているため不可避なのだ。またカッターで切る時はマイナスドライバーでグリップとハンドルの間に隙間を作り、ハンドル本体に傷がつかないよう浅めにカットしよう。

左グリップは純正をカッターで切って外す。
接着剤をキレイに拭き取ってからパーツクリーナーなどを吹きつけグリップを取り付ける。

JZリアホイールナットカバーに変更する

KOSO製JZリアホイールナットカバーを取り付ける。

リヤの足元に変化を求めるなら、JZリアホイールナットカバーは最適。アルマイト処理の鮮やかなレッドが輝くことで、純正から見違えるほど華やかな雰囲気になる。装着するにはボルトの脱着だけでなく、作業性を良くするためブレーキホースステーを外してホースと干渉しないようにする。

ホイールナットを押さえる純正プレートを外してブレーキホースステーを外す。
こちらがブレーキホースステー。ホースが邪魔なのでステーを外してホースを避けながらホイールナットカバーを装着する。
ホイールナットカバーを取り付けたらブレーキホースステーを戻してホースの位置を元に戻す。

STデュアルカラースタンダードサイドスタンド2に変更する

スタイリッシュなSTデュアルカラースタンダードサイドスタンド2。

センターより使用頻度が高いサイドスタンドは嫌でも目につくポイント。純正は黒一色で味気ないから、STデュアルカラースタンダードサイドスタンド2に変更するとグッとルックスが引き立つ。交換するにはスプリングフックが欠かせず、マイナスドライバーなどでこじるとトラブルの元になる。またスタンドは裏からボルトを外すため、板ラチェットなど厚みのない工具も欠かせない。作業時はセンタースタンドを使うようにする。

スタンドからスプリングを専用フックを使って外す。
表側のナットを外したら裏からボルトを引き抜く。狭いため薄い板ラチェットを使うと便利。装着は逆の手順で行うだけだ。

シートが勝手に跳ね上がるシートスプリングダンパーを装着する

スプリングの力でシートが跳ね上がるKOSO製シートスプリングダンパー。

ロックを外してもシートは手で持ち上げないといけない。面倒というほどのものではないが、もしシートが勝手に跳ね上がってくれたらと思うユーザーも多いことだろう。KOSO製シートスプリングダンパーを組み込むことで実現するので、シート下の利用が多いならぜひ装着を考えてみよう。ただし、シート裏の突起を一部カットしなければならないので、よく考えてから購入してほしい。

シート根元のナット2個を外してシートを取り外す。
純正のシャフトを抜いてスプリングダンパーのキット付属シャフトを通してスプリングダンパーを固定する。
シャフトの両端にキット付属のリングをはめて抜けないように固定する。
スプリングダンパーと干渉するためシート裏の突起をニッパーでカットする。
シートを取り付けたら完成だ!