業界人コラム 新型戦車は「弱くなった」!? 主砲をダウングレードした中国軍「100式戦車」とは【写真・2枚目】 天安門前の長安街を埋めて前進する戦車・装甲車の隊列。この日の軍事パレードでは既存の兵器はもちろん、さまざまな新型兵器も登場し、世界を驚かせた(画像:国営CCTV配信より) 99式戦車の最新モデル99B式。125mm砲を搭載する強力な戦車であり、現在の中国の主力戦車となっている(画像/国営CCTVより) 初公開された100式戦車。2025年公開で、なぜ「100式」なのか? 「99式(ZTZ-99)の次(ZTZ-100)」という説や、「中国共産党100周年(2021年)にちなむ」という説がある。筆者は周主席が強くアピールしている「人民解放軍建軍100周年(2027年)」に関連するのでは…とも考えている(画像/国営CCTVより) 砲塔上面には車内から操作するリモート武器システム(RWS)が搭載されているが、これは対ドローンの自己防衛を考えての武装だろう。また、左右の四連の筒型装置は、対戦車ミサイル等を自動迎撃する自動防護システム(APS)と思われる(画像/国営CCTVより) 100式支援戦闘車。中国語表記は「100支援战车(支援戦車)」だが、中国語で戦車は「坦克」のため、この「戦車」は戦闘車両の意味だと思われる。100式戦車と共通の車体と思われる(画像/国営CCTVより) 100式支援戦闘車の後部ハッチより乗り込むドローン・オペレーター。これまで戦車随伴の戦闘車両といえば歩兵を輸送するものだったが、本車はドローン戦に特化している点で既存のいかなる車両とも異なる存在だ(画像/国営CCTVより) 車体後部に置かれたドローン(クワッドコプター)とドローン・オペレーター。 この画像の記事を読む