誰もが使いやすい絶妙サイズ 黒基調の特別仕様車を新設定

CX-3が登場したのは2015年2月。気が付けば10年選手だが、毎年のように商品改良を重ねているため、古さや物足りなさはまったく感じさせず、乗り手のニーズに応え続けており、ずっと売れ続けている。最新モデルは、コネクティッド機能の充実も図られ、利便性と安全性が高まっている。

エクステリア

鋭いラインとふくよかな面、天地に薄い窓ガラスを巧みに組み合わせたクーペライクな外観。「VividMonotone」はボディの上下をグロスブラックとしたツートーンカラーや専用18 インチホイールが特徴的。最小回転半径は5.3m。

デザインは、女性の立ち振る舞いを美しく魅せるというのがポイントで、乗り降りからしてエレガントに決まる。少し高めの地上高+5ナンバーサイズ+αのボディサイズで、老若男女が使いやすいのだ。

インストルメントパネル

「Vivid Monotone」はソフトパッドにドット模様のブルーグレー、空調ルーバーやステッチにカッパー色を用いており、控えめながらモダンな仕上がり。8.8インチセンターディスプレイと「マツダコネクト」は全車に標準装備。

最盛期には18通りも存在したグレードも現在は1.5ℓガソリンエンジン、1.8ℓディーゼルエンジンモデルに整理された。それぞれにFFと4WDと特別仕様車があるので合計10通りに絞られている。いちばん新しく登場したのは特別仕様車に分類されている「ヴィヴィッドモノトーン」。上下をブラックで引き締めることで、より精悍なクーペSUVフォルムを引き立たせた仕様となっている。

居住性

インテリアはスポーツウェアをイメージした青みのあるグレーでまとめ、差し色にカッパー色があしらわれ、クラスレスな上質感に包まれる。シートに滑りにくくリッチな風合いの人工皮革レガーヌが採用されているところも、人馬一体にこだわるマツダらしいところ。

うれしい装備

後席中央の格納式アームレストを全車に装着。前端にはフタが上向きに開くカップホルダーが2個あり、背の高いペットボトルも倒れにくい。
月間販売台数     655台 (24年9月~25年2月平均値)
現行型発表    15年2月( 商品改良 23年9月)
WLTCモード燃費  20.0 ㎞/ℓ ※「XD Touring」のFF車

ラゲッジルーム

身体をきちんとホールドしてくれるので、ロングドライブでの疲労度も少ない。日常からハレの日まで、身近な良い相棒になってくれそうな一台だ。

※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.167「2025-2026年 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。

「2025-2026年 国産&輸入SUVのすべて」モーターファン別冊 統括シリーズVol.167|最強のクルマバイヤーズガイド【モーターファン別冊 ニューモデル速報】公式サイト

モーターファン別冊 統括シリーズ Vol.167「2025-2026年 国産&輸入SUVのすべて」/2025年4月18日発売。

http://motorfan-newmodel.com/integration/167/