リバティーウォーク加藤社長のオーダーに応えて完成!

23cmもの圧倒的な深リムが生み出す大迫力!

RSワタナベのエイトスポークといえば、S30フェアレディZの時代から続く定番ホイール。S30をオマージュしたデザインのRZ34に似合うのも当然で、温故知新を感じさせるそのスタイルは、今見ても惚れ惚れするものだ。

とくに、S30のオーバーフェンダーやロングノーズを意識したリバティーウォークのボディキットに合わせると、そのマッチングはさらに際立つ。今回組み合わせられたのは、エイトスポークの中でも深リム仕様のRタイプで、フロント10.5J、リヤ12Jというド迫力のワイドリムだ。

「このボディキットがまだCGだった段階から、リバティーウォークの加藤社長から相談を受けていたんです。『頭の中ではホイールはRSワタナベのエイトスポークに決まっているんだ』と。最初は既存の金型で製作できるフロント9.5J、リヤ10.5Jを提案したのですが、加藤社長がどうしてもリヤは12Jで、と強く希望されたんです」と語るのは、RSワタナベの渡辺専務。

その要望に応えるべく、12J専用の金型を新たに製作。さらに、超深リムでも金型からうまく抜けるよう、リムをテーパー形状に設計するなど工夫が凝らされた。まさに加藤氏の“押し”があったからこそ誕生した特別サイズだ。

リヤ12.0Jマイナス82が生み出すのは、計算上で装着面から23cm以上も外側に張り出す超ディープリム。その迫力は唯一無二である。

エイトスポークRタイプが登場したのは1968年。当時からデザインや製法は大きく進化を遂げ、現代の車両に合うよう強度と軽さを両立している。特に、金型に溶けたアルミを流し込み冷却する工程における温度管理を徹底研究し、粘り強く割れにくい特性を実現しているのだ。

さらに、フロント側はエンドレス製レーシング6ポットキャリパーが干渉しないよう設計。スペーサーを使わずとも逃げが確保できるよう、スポーク裏をわずかに切削加工しているという。

また、RZ34用ながら18インチを採用した理由は、S30時代のように厚みのあるタイヤを履かせたかったから。薄いタイヤでは今風になってしまうため、あえてインチダウンすることでクラシカルな雰囲気を狙っている。

このホイールはリバティーウォーク専用サイズであるため、lb★nationボディキットとのセットが基本。しかし、その唯一無二の迫力を前に、RZ34オーナーなら誰もが欲しくなるはずだ。リバティーウォークのこだわりとRSワタナベの技術が融合した、究極のホイールと言えるだろう。

⚫︎問い合わせ:レーシングサービスワタナベ TEL:0120-811-562

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