38年ぶり「FX」の名が復活、1600台限定の新型FXエディションが目玉に

米トヨタはが販売する2026年型「カローラ ハッチバック」(日本名:カローラ スポーツ)、そのハイライトは、販売終了となったナイトシェードトリムの後継として、新型FXエディションが登場したことだろう。これは、1980年代のカローラFX16へのオマージュを込めた限定モデルであり、全トリムの標準装備もアップグレードされ、特に安全性能が向上している。

SE、FXエディション、XSEの3つのグレードともに、価格は全体的にわずかに値上がりしている。ベースグレードのSEは2万4180ドル(355万円)で、400ドル(約5万8千円)の値上がり、最上級グレードのXSEはわずか95ドル(1万4000円)の値上がりとなっている。また、新型FXエディションは2万6780ドル(約393万円)で、旧型ナイトシェードより2000ドル(約29万3000円)の値上がりとなっている。
パワートレインに変更はなく、カローラ ハッチバックの全グレードに、最高出力171PS/126kW、最大トルク205Nmを発揮するする2.0L直列4気筒エンジンが搭載され、前輪に動力を伝えるダイナミックシフトCVTとのみ組み合わされる。
ベースモデルのカローラSEには、16インチホイール、8インチインフォテインメントディスプレイ、ワイヤレス充電パッド、ファブリックシート、6スピーカーオーディオシステムが標準装備されている。さらに、標準装備のToyota Safety Sense 3.0には、リアクロストラフィックアラート機能付きブラインドスポットモニターが追加されている。
2026年モデル最大のニュースは、38年ぶり「FX」の名が復活、わずか1600台限定で販売される新型FXエディションだろう。1987年モデルのカローラFX16にインスパイアされたこのモデルは、レトロなスタイリングを採用しているのが特徴だ。スポーティな外観はインパクトを与えるが、パフォーマンスやシャーシのアップグレードは施されていない。
FXエディションは、グロスホワイト仕上げの18インチアルミホイールとブラックのラグナットを採用している。ホイールデザインは昨年のナイトシェードトリムとほぼ同じだが、ホワイト仕上げにより、よりシャープな存在感を醸し出している。エクステリアには、グロスブラックのルーフスポイラーと、テールゲートにあしらわれたヴィンテージスタイルのエンブレムがアクセントとして加えられている。
インテリアでは、FXには標準装備として、ブラックのシートとスエードのインサートを備えた10ウェイ・スポーツツーリング・ヒーター付き運転席シートが装備されている。シート、ドアパネル、ステアリングホイール、シフトレバーには、コントラストカラーのオレンジステッチが施され、より洗練された印象を与えている。デジタルコックピットは、フラッグシップグレードのXSEトリムと同様に、7インチのデジタルインストルメントクラスターと8インチのインフォテインメントシステムで構成されている。
生産終了となったナイトシェードとの差別化は、光沢のある黒いリアスポイラー、白仕上げのホイール、独自のバッジ、デジタル計器クラスター、スポーツツーリングシート、ブラインドスポットモニターの追加だ。
カローラFXは、今年5月に画像が公開されているが、「日本でも発売してほしい」などの声がSNSで多数見られている。














