2014年発売の初代「トリシティ125」以来、初めてスタイリングが大幅に刷新

トリシティ155 ABSトリシティ125 ABS」は、静かなエンジン始動/再始動を可能にする「Smart Motor Generator System」や、省燃費に貢献する「Stop & Start System」を採用した”BLUE CORE(※1)”エンジンを搭載し、「LMWアッカーマン・ジオメトリ(※2)」や「LMWテクノロジー(※3)」による安定感のあるコーナリングと上質なクルージング性を兼ね備えたコミューター。
※1:ヤマハ発動機は“走りの楽しさ”と“燃費・環境性能”の両立を高次元で具現化するエンジン設計思想として2014年から”BLUE CORE”を掲げている。この思想は高効率燃焼、高い冷却性、ロス低減の3点にフォーカスして性能実現を図るもので、「トリシティ155 ABS」「トリシティ125 ABS」のエンジンもこの”BLUE CORE”思想に基づき開発された。
※2:操舵軸(ナックルエンド)とリーン軸をずらすオフセットジョイントを装備することで、リーンし、なおかつ内外輪差が生まれるフロント2輪が、常に旋回方向を向く設計を成立させるヤマハ独自の構造。
※3:平行な上下2本のアームで構成するパラレログラムリンクを用いたサスペンションと操舵機構で、軽快感と安定感の両立に貢献する技術。

このたび発表された2026年モデルは、2014年発売の初代「トリシティ125」以来、初めてスタイリングが大幅に刷新。

 ”Enhanced and Friendly LMW(魅力を強化し親しみやすいLMW)”をコンセプトに開発。新しい主な特徴は、①SUVエッセンスを織り込んだ新スタイリング、②“つながる”4.2 インチTFT ディスプレイ、③USB Type-C 端子に対応した充電ソケットやESS(エマージェンシーストップシグナル※)、TCS(トラクションコントロールシステム※)など、コミューターとしての利便性を向上する機能の採用が挙げられる。
※トリシティ155 ABSのみ。

マットグレー(マットグレーメタリック3)
ホワイト(ホワイトメタリック6)
マットライトグリーン(マットライトグリーニッシュグレーメタリック1)

詳しい特徴は以下のとおり。ボディカラーはいずれも新色となる「マットグレー」「ホワイト」「マットライトグリーン」も3色が設定された。

①SUVエッセンスを織り込んだ新スタイリング

新作の灯火類などで構成される”Y”モチーフのフェイス

トリシティ・シリーズのアイコンである「”Y”モチーフ」のフェイスを継承し、かつ安定感と機動力を両立する「トリシティ300」のアイコン「逆台形シルエット」や「水平基調」を織り込んだ新スタイルを追求。

安定感と軽快さをもたらす逆台形シルエット

扱いやすい従来からのサイズ感はそのままに、樹脂製フェンダーやルーフレールを想起するタンデムグリップなど、SUV エッセンスを取り入れた “クロスオーバーコミューター”のデザインが具現化されている。

②“つながる”4.2 インチTFT ディスプレイ

「Y-Connect」アプリをインストールしたスマートフォンと車体ユニットを接続すると、アプリのナビ機能(Google提供)と連携し、交差点などでの進行方向を矢印アイコンや距離などで表示する「Turn by Turn表示」のナビをディスプレイに表示できる。なおBluetooth経由で、車両情報やスマートフォンの情報をディスプレイでチェックできる従来からの機能に加え、メールや着信の表示、通話もできます(通話にはヘッドセットが必要)。

またディスプレイ内は、左ハンドルのスイッチ操作で表示項目の切り替えが可能。表示は「機能中心に表示するモード」と「回転数に応じてファンクションバーが波打つ情緒的なモード」の2パターンから選べる。

③コミューターとしての機能・利便性を向上するアイテムを採用

●USB Type-C 端子に対応した充電ソケット
スマートフォン等の充電に便利な USB Type-C 端子に対応する充電ソケットを前部インナーパネル左側に搭載。

●ESS(エマージェンシーストップシグナル)※トリシテ155のみ
急ブレーキ操作を車両が検知すると、フロント・リアのフラッシャーを点滅させることで緊急の減速状態にあることを後続車に知らせる。

●TCS(トラクションコントロールシステム)※トリシテ155のみ
前後輪のセンサーで後輪スピンの兆候を常に検知し、リアホイールの空転を抑制するように、燃料供給量にて出力を補正。さまざまな路面状況での滑らかな発進性、加速性を支える。