スペシャルパーツ武川(以下・SP武川)からモンキー125(JB05)用としてレッグバンパーキットが発売されたので、取り付け手順を紹介したい。装着するには純正マフラーを外さなければならないため、マフラーもSP武川から発売されているスクランブラーマフラーへ交換してみたい。そう考えるモンキー125オーナーは多いことだろう。そこで今回はYOUTUBEで無料動画を配信しているモトチャンプTVから「モンキー125にレッグバンパーとマフラーを装着してみる!」という回の動画をダイジェストにまとめて装着手順を紹介しよう。

装着するレッグバンパーキットは上写真のもので4万9280円(税込)で販売されている。あくまでレッグバンパーなのでエンジンガードほどの強度はないが、オフロード走行時に草などから足を守ってくれる。別売りのシールドを装着すれば冬に足へ走行風が当たらなくなるので快適にもなる。

レッグバンパーを取り付けるためには純正マフラーを外すことから、今回はスクランブラーマフラーも同時に装着することになった。政府認証のため音量は控えめながら、シングルらしい弾けるようなパルスが魅力。
純正マフラーを外す

手順としては純正マフラーを外すことから始める。マフラー本体を外す前にサイレンサーエンドに装着されているテールカバーを外す。2本のボルトを外したら手で抜くだけだ。

続いてエキパイのヒートガードとサイレンサーのヒートガードを外す。エキパイ側はボルトを抜くだけで外れるが、サイレンサー側はボルトを2本外してから手前へ引くようにしないと外れない。内側に3ヶ所ツメがありサイレンサーの突起に差し込まれているためだ。

続いてエンジンの下に位置しているエキパイとマフラーの接続バンドのボルトを緩める。ボルトを完全に抜く必要はなく、単に緩めるだけでOKだ。

サイレンサーを固定しているボルト2本を外したらエキパイから分離する。車体手前へ引くようにして外す。

残った純正エキパイを外す。エンジン側のフランジナットを2本外してエンジン下付近でエキパイを固定しているボルトを1本外せばエキパイを取り外すことができる。
クラッチワイヤーを緩める

レッグバンパーを装着する際に邪魔なので、あらかじめクラッチワイヤーを緩めて作業の邪魔にならない場所へ移動させる。まずエンジン側のナットを2本緩めてワイヤーが動くようにする。

続けてレバーからワイヤーを抜く。エンジン側で緩めてあるのでワイヤーに遊びができるから、レバーからタイコを抜いてワイヤーを外せるのだ。ワイヤーを下へ押し下げフレームの近くから遠ざけておく。
レッグバンパーを装着する

レッグバンパーキットに付属しているプレートとステーを車体に取り付ける。まずフレームの下にある補強との隙間へプレートを差し入れる。補強に穴が空いているので、プレートの穴と位置を合わせる。

フレームと補強の間へ入れたプレートにL字ステーをキット付属ボルトで固定する。この段階では仮止めでいい。

さらにレッグバンパーを取り付けるジョイントバーを写真の向きで用意する。先ほど接続したL字ステーへ通したボルトにカラーを被せ、ジョイントバーを接続する。

ジョイントバーをL字ステーに取り付けた図。ここもまだ仮止めで良く、レッグバンパーを装着してから規定トルクで締め込もう。

ジョイントバーへレッグバンパーを片側ずつ接続したら、エンジン下にある穴を利用してレッグバンパーの下側を固定する。左右とも固定できたら仮止めだった個所を規定トルクで締め込もう。

レッグバンパーキットを装着すると写真のようにイカつい姿へ変身してくれる。オフロード走行などで茂みや木の枝などが当たっても足にダメージがなくなるような設計で、転倒時のエンジンガードほどの強度はない。立ちごけ程度ならエンジンに傷がつくこともないだろう。
スクランブラーマフラーを装着する

スクランブラーマフラーを装着するには、まずエキパイから組む。キット付属のフランジナットを使ってエンジン下へエキパイを固定する。

純正サイレンサーの2個所からメッキのカラーとゴムブッシュを外す。これをスクランブラーマフラーのエキパイに移植して車体へ固定する。

サイレンサーにバンドを装着したらエキパイと接続させる。この時、液体ガスケットを内側へ塗布しておくと排気漏れを予防してくれる。移植したゴムブッシュとカラーへボルトを通して車体に固定する。

スクランブラーマフラーのヒートガードへプロテクターラバーを4つ取り付ける。その上でキット付属のボルトでサイレンサーへ固定する。エキパイのヒートガードは純正を移植する。

ヒートガードを装着したらエキパイ〜サイレンサー〜バンドの順で各部を規定トルクで締め込み作業は完了だ。レッグバンパーと同時に装着することでモンキー125のルックスが大きく変わった。またパルス感のあるマフラーサウンドも魅力的で、ブロックタイヤを履かせたらオフロード走行が楽しめることだろう。