2025 CYGNUS X ディテールチェック

01.フロントディスクをφ22mmも大径化

フロントのウェーブタイプディスクローターはそれまでのφ245mmからφ267mmに大幅大径化。これによる制動力の向上は想像に難しくない。またフロントホイールは2.75Jから2.5Jへと細められ、タイヤも120/70-12から110/70-12へと変更されている。

02.面発光にこだわったLEDポジションランプ

フロントのポジションランプには、片側につき17個ものLEDランプが内蔵されているが、これを17個の点に見えないよう、面で発光しているスタイルを作り上げるのに苦労したという。7代目に対するこだわりが感じられる。

03.位置を微調整してユーティリティを向上

パッセンジャー用の可倒式ステップは位置を後方に59mm移動。パッセンジャーの快適性を向上させている。

04.グラフィックで新たな試みに挑戦

フロントのアンダーサイドとマフラープロテクターには、布生地のような手触りが特徴的なカモフラージュグラフィックを新規採用。他では見かけないエクステリアデザインだ。

05.サイドカウルからグラブバーへの造形

サイドカバーからグラブバーへシームレスに繋げられたデザインも7代目の特徴のひとつ。
 

06.開発者のこだわりが詰まったグリップ形状

3Dで複雑に設計されているグリップもこだわりのポイントだと開発者が語ってくれた。やや太めに感じるものの、長時間走行テストでは疲労軽減に大きく成功したという。こちらも試してみたいところだ。

08.メーターは新型のLCD

メーターは新設計のLCD式を採用。ちなみにスマートフォンと連動するスマートキーシステムも盛り込まれている。

08.見えない箇所へのこだわりの数々

ジェネレーターへのハーネスやコネクターも進化を遂げている。このような見えない箇所の変更点の数々は、今回の7代目に対する台湾ヤマハの本気度が感じられる。

最新カスタマイズも!

空力パーツ装備、スリックを履くレーシングカスタム

フローティングディスクとラジアルマウントを装備

HSC製フローティングディスクローターにはRCB製ラジアルマウントキャリパーをセット。倒立式フォークや鍛造アルミホイールで抜かりなくフルカスタムされている。

アルミ削り出しスイングアームを投入

右サイドにはアルミ削り出し製のスイングアームを装備し、WR製リヤサスペンションやアクラポビッチ製マフラー、RCB製キャリパーなどをチョイス。

日本製ユーロタイプマフラーを採用

マフラーはKN×HOT LAP!

ユーロタイプのエキパイを持つマフラーはKN×HOT LAPによるワンオフ。テールエンドはMoto GPマシンのような作り込みが施されており、高い存在感を発揮していた。

ブレンボ製ラジアルマウント

フローティング式ディスクローターにはブレンボ製キャリパーをラジアルマウントで装備。ホイールはアルミ鍛造の削り出しを奢る。

灯火類もカスタマイズ

ヘッドライトやポジション部分もカスタマイズ。モビルスーツのような顔つきはエクステリアのイメージを大きく変化させている。