
日本同様、いや日本以上にカスタム熱が高いタイ。東南アジアはバイク移動がメインであり、当然愛車をカスタムするユーザーも多いのだ。そこでモトチャンプではタイへ出向いてカスタムバイクたちの撮影会を強行! と、その会場でモンキーにアフリカ外装が与えられたマシンを発見。その模様はユーチューブで無料動画を配信しているモトチャンプTV内の「タイで発見! モンキー125用アフリカキットが意外と安い!?」という回で公開されている。今回はこの動画をダイジェストにまとめてみたので、アフリカキットを紹介しよう。

アフリカキットのメインはタンクからシートカウルに至るカウリング。モンキー125の外装はそのままに、上から被せて固定するだけのものだ。同様の手法で日本国内でもモンキーバハ用のアフリカキットを製作した例があり、以前の記事で紹介した。これはホンダアクセスが1991年頃に発売したボディキットを再現したもので、モンキーバハに被せる仕様となっていた。今回紹介するのはモンキー125用であり、サイズもひと回り大きくなっている。

モンキーバハだと純正シートをそのまま使う仕様になっていたが、このモンキー125用アフリカキットではシートも専用開発されている。右にヒンジがあり持ち上げることができるので、下側を加工して物入れなどを作ることもできそうだ。

アフリカキットのタンクは上側を開閉できるようになっている。カバーを開けると内部には純正タンクがそのまま載っていて、給油はここから行う。そのため燃料タンクは純正のままだ。

凝っているのはヘッドライト。純正の単眼からデュアルライトに変更しつつ、周囲を覆う専用パイプとガードを装着している。さらにナックルガードやバイザー、フロントフェンダーも新規開発してあり、忠実にモンキーアフリカの姿を再現しているのだ。

もちろんアンダーガードも装着されている。モンキーバハのアフリカキットとは微妙に形状が異なるが、あるのとないので大違いだ。

モンキー125用アフリカキットを開発・販売しているのはタイのクッキー・ラン・バイクというブランド。ブランドのオーナーであるマイクさんがプロデュースして製品化している。

Cookie Run Bikeはフェイスブックでのアカウントも存在するため、フェイスブックからどのようなブランドであるか確認することができる。ぜひ検索してみてほしい。

動画ではモンキー125だけでなくモンキーバハ仕様のアフリカキットも簡単に紹介している。こちらも市販されているようで、販売元の8ftweekend.comではモンキー125用ともども掲載されている。日本からも購入可能で、125用キットが27万円、モンキーバハ用は25万5000円ほどと紹介されている。為替レートで変動する可能性もあるから、要チェックだ。

クッキー・ラン・バイクのフェイスブックを見ると、アフリカキットだけでなくさまざまなモンキー用カスタムが紹介されている。いずれも遊び心満点のカスタムで、見ているだけで楽しくなってくる。

1970年代や80年代のワークスマシン風のカウリングも開発されているようで、完成度も高い。ぜひフェイスブック内で検索してみよう。
タイのカスタムマシンをご紹介!
今回のモンキー125用アフリカキットはモトチャンプがタイで撮影会を開催したことで発見された。その会場には数多くの一般オーナーが愛車を持ち込んできてくれた。そこで以下にカスタムマシンたちを紹介しよう。意外にも日本と同じような傾向のカスタムが多いことが興味深い。








