観音開きドアやコルクを採用 電動化パワートレインを搭載

「MX30って、変わったクルマだよなぁ」。そう思っているユーザーは少なくないと思う。それもそのはず、マツダは〝MX〞というモデル名を、新たな価値の創造に挑戦するものに与えてきた。
エクステリア

起源は1981年の東京モーターショーに出展されたMX-81。量産車としては、マツダロードスターの海外仕様に〝MX-5〞という名前が付けられている。そんな系譜をもつMX-30だから、さまざまな箇所にチャレンジングな仕様が見られる。
インストルメントパネル

まずは観音開きの〝フリースタイルドア〞。絶版となったRX-8で実績のある方式だ。前席ドアを開けないと後席ドアが開けないという弱点はあるが、Bピラーがないためチャイルドシートの使い勝手が良かったり、車椅子ドライバーが車椅子を後席に放り込みやすいなどのメリットがある。
居住性


内装デザインも独創的で、フロアコンソールは宙に浮いたようなデザイン。その下のトレーには、コルクボードが貼られている。これはワインの栓の端材でできており、サスティナビリティを主張すると同時に、マツダのヘリテイジにも由来する。マツダの起源は東洋コルク工業株式会社で、創業100周年目にデビューしたのがMX-30なのである。
うれしい装備



月間販売台数 112台 (24年9月~25年2月平均値)
現行型発表 20年10月( 商品改良 24年10月)
WLTCモード燃費 15.6㎞/ℓ ※ハイブリッドのFF車

ラゲッジルーム


パワーユニットは電気モーターを搭載するEV仕様のほか、2.0ℓガソリンエンジンと5.1kWのモーターを組み合わせたマイルドハイブリッド仕様、ロータリーエンジンをレンジエクステンダーに使用するR-EVの3種類を用意するが、EVは3月で生産を終えた。


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