タイヤ&ホイールが変わるとクルマが見違える
ドレスアップパーツにはいろいろな種類があるが、中でも特別に大きな効果を発揮するのが、ホイール。スポーティなデザインを選べば車両全体がスポーティになるし、パワフルなモデルであれば車両全体の力感が増す。デザインだけでなくサイズも、大口径だとタイヤが薄くなって足元が大きく見えるし、小径にすればタイヤが分厚くなり、ワイルドさが際立ってくる。つまりどんなホイールを愛車に履かせるかで、目指しているスタイルや方向性、好みが一気に明確になるから、ホイールはドレスアップで何よりも重要なのだ。
それと同時に、タイヤも重要なポイントのひとつ。特にプラドやハイラックスのような車両では、オフロード系タイヤを履かせるだけでも雰囲気が盛り上がる。最近はタイヤの側面にオシャレなホワイトレターが描かれたものも増えてきており、オフ系カスタムを志すならタイヤもホイールとセットで、こだわって選ぶべきポイントだ。
タイヤとホイールが変われば、スタイルはそれこそ見違える。プラドカスタムはまずはそこからスタートが正解。


何はなくとも純正サイズを知るべし!

TX系 17×7.5+25(265/65R17)/TZ-G 19×7.5+25(265/55R19)
プラドの場合はグレードによって、それぞれサイズが異なるため注意が必要。TX系は純正が17インチ。TZ-Gでは純正サイズが19インチと大口径。1〜2インチダウンが狙い目になる。
タイヤ外径を揃えるのがセオリー


オフ系ホイールの特徴をおさらい
プラドのキャラクターと車格を考えれば、パワフルでワイルドなオフ系ホイールを履かせるのが王道。ではそんなオフ系ホイールには、どんな特徴やポイントがあるのだろうか。
まず意匠は、ワイルドで力強いいわゆるタフさを感じさせるデザインが主流。太いスポークだったり、USのビードロックホイールを彷彿とさせるリム形状だったりが、まさにオフ系のトレンドだ。色味は引き締まり感のあるブラック系やブロンズ、ザラついた処理などの、タフなイメージに仕上がる色の人気が高い。
POINT(1) 力強さをアピールするデザイン




POINT(2) タフ&ワイルドなカラーリングが人気


POINT(3) 強度基準もワンランク上!

POINT(4)オンロード系ホイールもおさらい
パワフルでタフ、ワイルドな意匠がオフロード系の条件だとすれば、オンロード系のホイールとはどんな特徴を持っているのだろうか。明確な線引きはないが、その多くはスポークが細く、鋭い印象。サイズは大口径が中心だ。


ホイールサイズの読み方
ホイールを選ぶ際、デザインや色も大事だけど、実はサイズも重要。というのも、見た目が好みだからといって装着できるとは限らないから。それぞれの数値がどんな意味なのか覚えておけば、取捨選択の目安になる。どうしてもわからない場合は、ショップに相談するのがおすすめだ。


どんなに気に入ったデザインのホイールがあっても、ホール数&P.C.Dが合わないと基本的に装着することができない。プラド&ハイラックスではホール数6個、P.C.D.が139.7だ。

| A | インチ | ホイールの直径で大きさを表す。17インチの場合は43.18センチ。 |
| B | リム幅 | ホイールの幅を表す数値。基本的に0.5刻み。単位はインチ。 |
| C | インセット | ホイールの中心線から取り付け面までの距離をミリで表す。中心より内側にくる場合、マイナスインセット、外側がプラスインセット。中心と同じ場合は±0(ゼロセットということもある)。 |
| D | ホール数 | ホイールを取り付けるためのボルトの数。プラド&ハイラックスは6個。 |
| E | P.C.D. | 各ホールの中心を通る円の直径。Pitch Circle Diameterの略。 |
STYLE RV(スタイルRV) Vol.158 トヨタ ランドクルーザー・プラド&ハイラックス より



