見た目の印象で雰囲気もガラリと変わるオフロードタイヤ

オフロード系ドレスアップでは、どんなタイヤを履くのかも、ホイールと同じくらいに重要なポイント。特にゴツゴツとしたブロックが並ぶマッドテレーンタイヤや、ブランドロゴなどが白い文字で描かれたホワイトレタータイヤなどは、見た目のインパクトもバツグンだから、純正車高でもまるでアゲたような雰囲気を手に入れられるから絶対に注目だ。

もちろん愛車をどう使うかに合わせて選ぶことも重要。ホンキでアウトドアならM/Tだし、街乗り中心で週末だけ遊びに、というならA/Tなど。ライフスタイルで選ぶべし。

POINT(1) 好みのブロックパターンで決める

M/T Mud Terrain マッドテレーンはオフロードでの走破性に特化したタイヤ。石噛み防止や泥の排出性が重視されるため、パターンはゴツゴツと大きく、力強い。
A/T All Terrain オールテレーンタイヤは、ある程度のオフロードも走破できるが、基本的にはオンロードでの快適性に振ったオフタイヤ。パターンは大人しめ。
R/T Rugged Terrain
ラギッドはA/TとM/Tのちょうど中間。走破性と静粛性、快適性をバランスさせたタイヤだ。パターンもM/Tほどではないが、ワイルド。
On Road Tire 舗装路などの平坦な路面の走行に適したタイヤ。静粛性や乗り心地にこだわるモデルが多いため、パターンはスマートで大人しいタイプが多い。

POINT(2) レターの色もタイヤ選びのポイント

OWLOutline White Letter アウトラインホワイトレターとは、文字全体が白いのではなく、文字が白いラインでフチ取りされたタイプのこと。さり気なくオシャレを楽しみたいという人にオススメなレターだ。
RWLRaised White Letter
レイズドホワイトレターとは、レイズド=高めた、という言葉の通り、レターを立体的に盛り上げたタイプのこと。ロゴ全体がホワイトレターとなるため、よりアピール度が高いのだ。
BSWBlack Side Wall
人気なのはホワイトレターだが、あえてブラックレターでさり気なくアピールするのもツウな選択。ショルダーのデザインが強調できたり、ホイールがより目立つなど利点もアリ。

タイヤサイズの読み方

タイヤのサイドウォールにはタイヤの製造週などの情報が表記されている。その中でぜひ知っておいてもらいたいのがタイヤのサイズ表記。太さや荷重指数など、タイヤ選びに役立つ情報がわかる重要なポイント。オフ径タイヤの場合、2種類の表記があるので、それぞれの読み方を覚えておこう。
 ALTLT(ライトトラック)規格に準拠して作られているサイズに表記される。
 Bタイヤ幅タイヤの断面幅を表す数値で、いわゆるタイヤの太さの目安。単位はミリ。
 C扁平率タイヤの断面幅に対するサイドウォールの厚みの比率。単位はパーセント。
 D構造タイヤ内部のカーカス構造をアルファベットで表記。Rはラジアルのこと。
 Eリム径そのタイヤが装着できるホイールの直径。タイヤ内径ともいう。単位はインチ。
 Fロードインデックス規定の条件下でタイヤ1本が支えられる最大負荷能力の指数。「/」で区切って2個の数字がある場合は前が単輪、後ろが複輪(ダブルタイヤ)の場合の指数。
 G速度記号規定の条件下でそのタイヤが走行できる最高速度。Sの場合は180km/h。
 Hタイヤ外径タイヤの直径(外側の端から端まで)。単位はインチで33の場合、83.82センチ。
 Iタイヤ幅Bと同じくタイヤ断面幅を示すが、こちらのサイズ表記では単位がインチとなる。

定番の17インチか、魅せる20インチか。

プラドに最適なタイヤ&ホイールのサイズはどれくらいなのか。SUVのエキスパートであるGMGの伊藤代表に、理想のサイズを聞いた。

「プラドの場合、17インチか20インチがサイズ選びの基本。17インチはオフロードも楽しみたい人に、20インチはオフロードは行かない見た目重視の人にオススメです。ホイールサイズは各メーカーから専用サイズが発売されているので、迷う必要はナシ。スタンダードなのは8.5Jの+20ですが、17インチだとより攻めた8.5Jの+10というのもアリです。大事なのはタイヤサイズ。カスタムのスタンダードは純正よりひと回り外径が大きい265/70R17、20インチだと275/55がオススメ。285幅を選ぶ手もありますが、17インチの場合は要リフトアップになりますね。ハイラックスもプラドと同じサイズがスタンダードですよ」。

17インチ/これぞ定番サイズの決定版

150プラド、ハイラックスともに最もスタンダードな選択となるサイズがコチラ。純正よりもタイヤ外径が若干大きいため、車高は変えずにそのままで行くこともできるので、純正車高派にもオススメだ。
WHEEL 17×8.5+20
TIRE 265/70R17

17インチ/リフトアップするならこれ!

17インチ、20インチともに、もっと攻めたいのなら285幅を選ぶという選択肢も。ただし17インチでこのサイズを履くには、インナーの干渉を防ぐため最低2インチのリフトアップが必須。迫力は満点。
WHEEL 17×8.5+10 TIRR 285/70R17

20インチ/大口径派はこのサイズが◎

街乗りオフローダーを目指すのなら、20インチを狙うのがオススメ。このサイズなら純正よりも外径がやや大きく、ノーマル車高のままでも迫力ある足元を演出できる。定番は275幅、攻めるなら285幅。
WHEEL 20×8.5+20 TIRE 285/55R20

フロントタイヤの干渉を避けるサイズ選びを

最も気を付けるべきはフロントタイヤの干渉。プラドの場合、タイヤ幅を太くしていくとフロントアッパーアームに干渉してしまうため、それを避けるためのリフトアップが必要になってしまうのだ。純正車高で行くなら干渉しないサイズを。

プラドの場合、17インチで285/70を選ぶと、タイヤとフロントアッパーアームとが干渉する。最低2インチのアゲが必須。

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