見た目のインパクトに加え、見晴らしもより爽快に
オフ系カスタムを志すのであれば、リフトアップも視野に入れておきたい。とくにプラド&ハイラックスは、ボディとフレームが別々のラダーフレームという、国産SUVとしては稀有なボディ構造を採用しているから、リフトアップしやすいということもある。
リフトアップの手法は、大きく分けて2つ。サスペンション自体を交換する方法と、スペーサーやブロックでボディ自体を持ち上げる方法だ。それらを組み合わせ、さらにアゲることもできるのもリフトアップならではといえる。
車高が上がれば単純に迫力が増し、運転席の見晴らしもよくなる。それこそ世界が変わるのだ。




プラド純正のサスペンションをチェック

| FRONT | ダブルウィッシュボーン独立懸架コイルスプリング |
| REAR | トレーリングリンク車軸式コイルスプリング |
リフトアップを制すればオフスタイルの土台が完成
リフトアップはオフ系独特のスタイルアップ術で、つまりリフトアップを制すれば、オフスタイルを制したも同然。ここではそんなリフトアップをスマートに実現するパーツをピックアップしたい。
最も手軽でコストも抑えられるのが、リフトアップスプリングという選択。アゲ幅はどうしても限られてしまうが、難易度も費用も低いため、初めてリフトアップに挑戦するという人にはオススメだ。
最近はリフトアップ仕様の車高調も増えてきており、乗り心地も補正しながらちょいアゲを狙うならコレも候補。せっかくだから思い切って大胆にリフトアップしたいというなら、本格的なリフトアップキットでボディを持ち上げ、各部を補正して仕上げるという上級者向けメニューもある。
CASE(1) コスパ重視でいくならスプリング交換が定番
コストパフォーマンスを重視するなら、リフトアップスプリングの装着がオススメ。純正ショックはそのまま使用するため、乗り心地を確保しやすく、何より本格的キットと比べれば圧倒的にリーズナブルなのが魅力的だ。リフトアップビギナーの入門編的手法。

CASE(2) 乗り心地はそのままで手軽なリフトアップを実現
リフトアップしても純正の乗り心地は損いたくない。そんな人にオススメなのがリフトアップスペーサーというパーツ。純正の足まわりとボディとの間にスペーサーを挟み込むことで、手軽にちょいアゲを実現できるのがその特徴だ。コストもスプリングなみに良心的。

CASE(3) ショックとスプリングを機能的に車高をアップ
ショックとスプリングとがセットになったキットもリフトアップのスタンダード。最近では車高を調整できる製品も増えてきている。乗り心地を確保できる全長調整式や、減衰力を細かく調整できる機能が備わるハイスペックモデルも多く、走りも意識したアゲには最適だ。リフトアップ幅は20〜40㎜程度がスタンダードとなる。

CASE(4) 3インチ以上アゲるならボディごとリフトアップ
3インチ以上の本格的なリフトアップに挑戦する場合は、専用で開発されているボディリフト式のリフトアップキットが最適。アゲ幅が大きいのはもちろん、リフトアップに伴って変化した各部を補正するための部品なども含まれるから、安全安心なリフトアップを楽しむことができる。ノウハウが豊富なショップでお願いしよう。

リフトアップならではの追加パーツ
リフトアップすると生じてしまうさまざまな変化は、そのままにしておくと乗り心地に支障を来たしたり、故障などトラブルの要因にもなる。そんなときに必須なのがこれらの補正パーツ。安全に楽しむため、ぜひ。




リフトアップ時の注意点は?

STYLE RV(スタイルRV) Vol.158 トヨタ ランドクルーザー・プラド&ハイラックス より



