新車レビュー 生産再開はまだまだ先!? 半世紀を超える8世代の歴史をプレイバック!【ハイラックス探究/後編】【写真・2枚目】 企画はトヨタ、開発と生産は日野自動車が担当し誕生した、記念すべき1世代目。当時の主流であった、キャブオーバーではないボンネット付きトラックとして誕生。1.5ℓエンジンに4MTコラム、足は現在まで続く前Wウィッシュ、後リーフ。1年後にロングホイールベース版を追加した。 10系踏襲の丸目4灯。ホイールベースを延長したが、荷台寸法や最大積載量は変化なし。先代末追加の1.6ℓを継続。高速道利用を想定の2.0ℓフロア3ATの「ハイウェイ」が登場。1.5ℓは75年に廃止。 乗用車感を意識した改良が行われ選択肢が拡大。標準で3種、ロングで4種も存在した。発売翌年に、現在まで続くシリーズ初の4WD、ディーゼル、さらに2年後に2列シートのWキャブを追加と過去最大級の進化をとげた。最終的には17ものグレードがあった。 4WDを一新し、前後にブリスターフェンダーを採用(2WDは3代目継続)。2WDが1.6ℓ/1.8ℓガソリンと2.2ℓ/2.4ℓディーゼル、4WDが2.0ℓガソリン、2.4ℓディーゼルと多数。グレードがさらに増え20種に。翌年にはワゴン仕様の「ハイラックスサーフ」が登場。 機能性向上と快適装備充実を図った5代目。4WDは計40㎜オバフェン仕様。2WDが1.8ℓガソリン、2.4ℓディーゼル、4WDが2.0ℓガソリン、2.8ℓディーゼルを設定。VWとの提携で、欧州では同ブランドから「タロー」の名で販売された。94年にはディーゼルターボが追加。 乗用向けと商用向けの2系統で登場。前者は「スポーツピックアップ」の名が与えられ、室内高や室内長を拡大しつつ静粛性をアップ。同年11月には全幅+100㎜、かつ1列目後ろに2名分の補助シートを備えた(Wキャブとは別の)エクストラキャブと呼ぶワイドボディ車が追加された。 日本や(タコマがある)アメリカを除く、世界140カ国以上で販売された7代目は、タイや南アフリカ、マレーシアなど複数の国で生産された(日本での生産は事実上終了)。先代の雰囲気を継承しつつ、広い室内現場と居住性を追究。2.7ℓ/V6-4.0ℓガソリン、2.5L/3.0ℓディーゼルがあり。 日本市場に13年ぶりに復活。日本仕様はタイで生産され輸入される。現地ではシングルキャブ、エクストラキャブもあるが、日本はWキャブのみ。20年のマイチェンで意匠変更。GRスポーツを追加し、グレード再編を経て現在に至る。 この画像の記事を読む