3列目シートは電動格納、凸凹が少なく車中泊向け!
ミニバンや軽自動車で車中泊する場合、前後のシートや2列目&3列目をめいっぱい倒して就寝スペースを作るのが一般的。しかしSUVの場合、シートを倒すだけではフラットなスペースをつくりにくい車種が多い。そんなSUVに最適な方法が、ラゲッジ+後席を格納して就寝スペースを作る方法だ。
今回車中泊した“250”は3列シートの7人乗り。電動で格納できる3列目シートは、格納すると凹凸がほとんどない平らなスペースを簡単につくれる。あとは2列目シートを前倒しするだけ。2列目シートは座面を持ち上げてタンブルさせることも可能だが、就寝スペースを作るにはタンブルせずに倒すだけが最適。2列目を倒した時、微妙に傾斜ができるが、寝転んでみるとこの傾斜が丁度いい感じに。直接寝転ぶには少々硬すぎるので、キャンプマットなどを敷けば快適な就寝スペースが完成。身長170cmの著者がしっかり足を伸ばした状態で寝転ぶことができるので、一晩ぐっすり休むことができた。両サイドの壁面は凸凹が少なくスペース的にも余裕があるので、就寝中の寝返りで頭をぶつけるということもなかった。特別な装備要らずで車中泊するなら、“250”がベストチョイス!

■撮影車両:ZX(7人乗り・ディーゼル・4WD)
■室内サイズ(全長×全幅×全高):2685×1600×1190(mm)

月1回のペースで車中泊を楽しんでいる編集部K。ミニバンや軽自動車など、様々なジャンルのクルマで車中泊の快適性をチェックしている。車中泊で一番気になるのは、一晩ぐっすり寝られるかということ。
●身長:170cm●体重:90kg

後席を倒すと荷室長2mの広々スペースを実現

パッと見ても、凸凹がほとんどないということがよく分かる。前席までの荷室長は約2000mmあるが、前席と後席の間に隙間ができてしまうので、寝るポジションに注意したい。3列目は電動、2列目はシートバックレバーによってワンアクションでの折りたたみが可能。2列目をタンブル格納すると室内高を稼ぐことができるので、積載性をさらに高めることができる。




幅広で荷物の積載性も十分


2列目を倒せば足がしっかり伸ばせる広さ


車中泊にうれしい便利機能が充実


上級グレードは本革シートなどを標準装備











