身長170cm以上はキツい!? 快眠するには工夫も必要
ボディサイズを比較した場合、全長・全幅ともに“250”よりもひとまわり大きく設計されている“300”。同じ7人乗りであれば、室内長も“250”よりも僅かに長いので、“250”よりも車中泊向きかと思ったが、結論からいうと意外にも“300”の方が就寝スペースを確保するのが難しかった。
車中泊した車両は「GRスポーツ」の5人乗り。2列シート車でラゲッジスペースが広く確保されているので荷物の積載性は申し分なし。就寝スペースを作るためには、2列目シートを倒すだけでOKだが、背もたれを倒すだけでなくタンブルさせて格納することが必須。“250”と同じように背もたれだけを倒すだけでは、ラゲッジのフロア面とシート背面の段差がきつくて寝るのは現実的ではない。ただダンブルすると、室内最後端からの荷室長が約1700mm。普通に寝転ぶにはちょっとだけ厳しかった。膝を大きく曲げればそれなりに寝られるが、最適解は荷室を斜めに使って寝るパターン。また後席をタンブルするとシートを固定している留め具がありゴツゴツしているので、頭の位置を後端側にして寝るのがおすすめだ。

■撮影車両:GRスポーツ(5人乗り・ディーゼル・4WD)
■室内サイズ(全長×全幅×全高):1955×1640×1190(mm)

ランクルなら、どのモデルも余裕で車中泊ができると思っていた編集部K。3モデルそれぞれで車中泊してみると、意外にも違った結果に。
●身長:172cm●体重:90kg

対角線なら長さは2010mmに!

“250”とは微妙にフロアのつくりが異なる“300”。2列目シートをタンブルしないと、フラットなスペースを作ることができない。タイヤハウスが少々膨らんでいるが、車中泊でそれほど気になる大きさではない。後席はワンアクションで簡単に折りたためるタンブル機構を採用。4対2対4の分割構造なので中央だけを倒して長尺物を積み込むということもできる。






2列シートの5人乗りなら積載性は抜群

快眠のポイントは“足がしっかり伸ばせるか?”


プレミアムな空気感を纏うGRスポーツ専用装備










